食の安全・安心

ダスキンはお客様の「食の安全」を最優先に考え、すべての食品に対し、開発から提供、そしてお客様がお召し上がりになる時までの品質基準を設けて、安全を確保し、安心をお届けしています。

食品安全確認会議

食品の開発や仕様変更はすべて、食品安全管理責任者・商品開発担当部門・品質保証担当部門など第三者部門で構成される「食品安全確認会議」を開催することで、安全を確認しています。
法令規格や自社基準をもとに、使用する原材料や原産地の確認、添加物の順法性、アレルギー情報、異物除去工程の妥当性、残留農薬・抗生物質の管理状況、商品や原材料の保存検査結果、製品や原材料の製造委託工場や流通・保管業者の管理状況、そして販売拠点での取り扱い方法を確認して、すべての段階の「安全」を確認しています。

食品安全確認会議
食品安全確認会議

また、2017年度は、開発担当者が安全に関する基準を理解し、運用できるように「安全確認会議用総合運用ガイドブック」第1版を制定しました。
今後も原材料や製品が決められたとおりに使用されていることを確実に確認することを第一に、開発担当者が総合的に安全に関する理解を深められるようにフォローしていきます。

原材料製造委託工場の監査

製品や原材料の製造委託先の工場に対しては、品質保証・リスク管理部が、新規取引前の監査、製造時の監査、定期監査を行い、継続的に改善・向上を実施しています。監査は、食品工場専門の担当者が、工場の施設管理・工程管理・衛生管理・生産管理にわたる約400項目のチェックを行い、改善指導につなげています。定期監査は、監査評価点や製品規格特性、経年評価、クレーム評価を加味して工場ごとにランク付けをし、ランクに応じた頻度(1〜3年ごと)で実施しています。
今後は、HACCPの導入を見据えて、担当者によって評価基準に差がでないよう工場カルテを充実させ、担当者間で情報を共有しながら監査を実施していく方針です。

原材料製造委託工場の定期監査
原材料製造委託工場の定期監査(倉庫)

※HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point):各原料の受入から製造、製品の出荷までのすべての工程において、食中毒や異物混入などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因(ハザード)を除去または低減させるための衛生手法

流通・保管業者の監査

商品や原材料の品質を維持するため、原材料を保管し、販売拠点へ配送する段階の保管状態・温度管理・期限管理などの運用状況についても、品質保証・リスク管理部による監査を実施しています。流通・保管業者への監査は、新規取引時に加え、3年に一度、約300項目に上る定期監査を実施しています。
これに加え、ミスタードーナツ事業本部の商品部の担当者も、改善確認や日常のチェックを行っています。
今後も定期監査や日常的なチェックの徹底を図っていきます。

販売拠点での衛生管理

ミスタードーナツをはじめとするフード事業の店舗では、徹底した衛生管理を日常的に行っています。 例えば、従業員が店舗に入店する際には、健康状態から指先の衛生面も含め全身をチェックすると共に、各作業工程ごとに衛生管理項目を組み入れ、衛生管理の徹底を行っています。

また、年4回、外部検査機関より事前告知を行わない抜き打ちの定期衛生検査を実施しています。衛生管理状態を確認する100項目を超えるチェックとドーナツやドリンクのサンプリングによる菌検査を行う以外にも、2017年度は異物混入に関するチェック項目を追加し、監視を強化しました。外部検査機関による専門的見地からの評価と改善指導を受けることで、総合的な衛生管理状況を維持しています。

ミスタードーナツ店舗での衛生検査
ミスタードーナツ店舗での衛生検査

食の安全・安心に関する情報提供

栄養成分情報の提供

ミスタードーナツでは、定められた表示基準に従い、商品の栄養成分情報(熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量)を公開しています。情報は、新商品の発売や商品の改良などに伴い随時更新しています。
店舗では、お客様からの申し出があれば、スタッフが栄養成分情報をプリントアウトしてお渡ししています。また、ミスタードーナツの公式サイトでも、商品ごとの栄養成分情報を公開しています。
2016年11月より、カロリー情報について、公式サイトだけでなく店頭でも確認できるように、プライスカードをリニューアルし、商品1個あたりのカロリーを表示しました。

リニューアルしたプライスカード
リニューアルしたプライスカード

アレルギー情報の提供

食品に対するアレルギーが広く社会的問題となる中、ミスタードーナツでは、アレルギー情報を多くのお客様にお伝えするよう努めています。店舗では、商品のプライスカードに特定原材料7品目が含まれるかを表示しています。特定原材料に準ずるものについての情報が記載された一覧は、お客様からの申し出があれば、スタッフがプリントアウトしてお渡ししています。
また、ミスタードーナツの公式サイトでも、商品ごとのアレルギー情報を公開しています。

原材料原産地情報の提供

ミスタードーナツでは、主な原材料に関して原産地を公開しています。
店舗のレジスターのお客様用画面に表示しているほか、ミスタードーナツの公式サイトにも掲載しています。

レジスターの画面で原産地情報を確認するお客様
レジスターの画面で原産地情報を確認するお客様

ミスタードーナツ 栄養成分・アレルギー・原材料原産地情報(www.misterdonut.jp)

取り組み事例
いち早く低トランス脂肪酸オイルを導入

吸収されなかった油の量

吸収されなかった油の量

トランス脂肪酸をたくさんとると、血液中のLDL(悪玉)コレステロール濃度が上昇し、HDL(善玉)コレステロール濃度は減少するため、冠動脈性心疾患の発症リスクが高まると言われています※1。日本での平均的なトランス脂肪酸摂取量は、諸外国に比べて少なく特別な基準は設けられていません※2。しかし、ミスタードーナツはいち早くこの課題に取り組み、2007年12月から全店でトランス脂肪酸値を大幅に抑えたオイルを採用しています。さらにミスタードーナツフライングオイルには、体に吸収されにくいと言うもう一つの特長があることが研究によって実証されました。
トランス脂肪酸の低減方法として、オイルのほかに「ミックス粉」「コーティング素材」といった原材料についても研究・開発を重ね、取り扱っているドーナツ・パイ全アイテムに含まれるトランス脂肪酸を平均約0.25gに抑えています※3。研究・開発にあたっては、これまでお客様に愛されてきたミスタードーナツの「味」「食感」「風味」を維持することにこだわりました。

  • ※1:疾患リスクは、2003年世界保健機関(WHO)/国連食糧農業機関(FAO)の合同専門家会合の報告書によるものです。
  • ※2:日本では、2008年発表のデータ(生産量からの推計)によれば、トランス脂肪酸摂取量は1日当たり平均1.32g、摂取エネルギーに占める割合は約0.6%でWHOとFAOの勧告する「総摂取エネルギーの1%未満」をクリアしています。
  • ※3:「平均約0.25g」は、2016年4月1日時点の取り扱い商品全アイテムの平均値です(当社調べ)。数値は、配合に基づいた計算値です。店舗でひとつひとつ手づくりしているため、数値に若干の誤差が生じる場合があります。