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ダスキンでは、多様なキャリアや社会的背景(性別、年齢、国籍、ライフスタイル等)を持つ社員が、お互いを尊重し合い、個々の能力を最大限に発揮することによってこそ、変化し続ける事業環境や多様化するお客様ニーズに効果的に対応し、新たな価値や優位性を創出できると考えています。
そこで、行動指針である「ダスキン行動基準」においてその考え方を定めるとともに、多様な人材の登用をCSVと位置づけ、女性管理職の比率や障がい者雇用率についてKPIを定めて、目標を管理しています。
目標 | 達成年度 | 2020年度 実績 |
2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
2023年度 実績 |
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女性管理職比率(%) | 13%以上 | 2025年度まで | 9.0 | 11.3 | 13.1 | 14.3 |
中途採用者管理職比率(%) | 33%以上 | 32.7 | 39.2 | 39.4 | 36.6 | |
外国人管理職比率(%) | 4%以上 | 2.0 | 4.6 | 4.3 | 4.1 | |
障がい者雇用率(%) | 3%以上 | 2024年度まで | 2.68 | 2.81 | 2.82 | 3.10 |
女性活躍推進法に基づいて、2019年度から2021年度まで第2次行動計画を策定し、能力開発と活躍の場の拡大、働きやすい環境づくり、風土の醸成の観点から、さまざまな取り組みを推進しています。また、計画では、管理職に占める女性割合を10%以上とすることを目指しています。
ダスキンの事業は女性のお客様のご利用が多いことから、女性の立場や目線に立って、より便利で快適な商品・サービスを提供することが重要です。そこで、家事お手伝いサービスやマタニティママ応援プラン、宅配クリーニングサービスなど、女性の感性を活かした商品開発や広告展開などを積極的に行っています。
企業活動や文化的活動で活躍する女性リーダーを表彰するものとして2016年に創設された「大阪サクヤヒメ表彰」に、2年連続で活躍賞を受賞しました。今後は係長クラスの女性を対象とした研修を充実させ、管理職になりたいという意識の醸成を図っていきます。
ダスキンでは、一定の基準を満たした非正規社員を正社員に登用する制度を設けています。2016年度より、正社員区分の中に、転勤を伴う異動のない「エリア専任職コース」を新たに設けることで、正社員への門戸を拡大しました。
今後、さらなる人材の活用に向けて、「エリア専任職コース」から「総合職コース」、「エリア総合職コース」へのコース変更が可能となるよう制度を見直しました。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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登用人数(名) | 37 | 133 | 44 | 61 | 65 |
高齢化が進む日本では、社会保障制度の変更などにより、定年退職後も働く機会を得られるようにすることが求められています。また、労働力不足を補うとともに、社員が長年蓄積した知識や経験を次世代に承継していくことも重要と考えています。
ダスキンでは、60歳定年後の再雇用では、原則として定年時に勤務していた部署での仕事を継続することで、経験を活かし、能力が発揮しやすい環境を整えています。
2019年度より、ダスキン企業年金制度の改定に伴い、再雇用者の基本給の引き上げを行うことで勤労意欲を高め、安心して働き続けられる環境を整備しました。
家事支援ニーズの高まりを背景に、国家戦略特別区域「家事支援外国人受入事業」の特定機関として神奈川・大阪・東京から認定を受け、2017年4月から受け入れを開始しています。研修を行った後、お客様宅にてサービス業務に従事しています。
採用にあたっては、提携先の人材育成機関(在フィリピン)を通じて、日常会話に困らない程度の日本語や日本の文化・生活様式を学ぶ研修を実施しています。
また、来日後は、専任スタッフが定期的な面談等を通じて生活相談を行い、安心して働いてもらう環境をつくっているほか、配属先店舗の責任者と連携してフィリピン人社員に対する業務指導をサポートしています。
なお、就業規則は英文で用意し、雇用契約期間や業務内容、労働時間等は、英文と和文で記した雇用条件書を作成し、双方の合意と理解のもとでサービスに従事できるよう配慮しています。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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受入人数累計(名) | 48 | 48 | 48 | 62 | 79 |
期末在籍者数(名) | 47 | 46 | 40 | 36 | 44 |
勤務地(都道府県) | 神奈川・大阪・ 東京の12店舗 |
神奈川・大阪・ 東京の12店舗 |
神奈川・大阪・ 東京の11店舗 |
東京10店舗 | 東京・神奈川 の13店舗 |
ダスキンは、働くことのできる障がい者の方に、それぞれに合った働き方ができる雇用の場を提供することも企業の社会的責任だと考えています。
障がい者の方のさらなる雇用と定着を図るため、障がい者の特性に合った業務の検討、就労定着のフォロー体制の整備などに取り組んでいきます。今後も障がい者雇用の推進を継続していきます。すべての人が心豊かに暮らせる社会づくりの実現に向け、ダスキン国内グループで障がい者雇用率3%を視野に入れて活動をしていきます。
なお、ダスキンでは、1981年から「公益財団法人ダスキン愛の輪基金」を通じて、障がい者の方が先進の福祉を学ぶ機会を支援する活動も行っています。