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ダスキンでは、社員がいきいきとやりがいを持って働き、企業として活性化していくため、女性、外国人、中途採用者に限らず、スキルや意欲の高い人材を積極的に登用するとともに、能力や経験を十分に発揮できる環境づくりを推進しています。
これらを実現するために、行動指針である「ダスキン行動基準」において考え方を定めています。
世間一般の企業でいう社員・従業員のことを祈りの経営ダスキンでは「働きさん」といいます。これは働くことではた(傍)の人をらく(楽)にするという、自分の都合を省みずに他人のために一生懸命働くと、その人に喜ばれ感謝されることでやりがいや生きがいにつながるという思いが込められています。
共通の価値観を示すダスキン行動基準では、サプライチェーン全体での「人権の尊重」を掲げています。これは、「あらゆる企業活動の中で、『人権尊重』の精神を根底に据えて活動する」という企業の姿勢を明示したものです。こうした人権尊重の取り組みを推進し、ダスキン行動基準を補完する人権方針を定めます。
2023年度 | |
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人権侵害 | 0件 深刻な人権侵害の事例はありません。 |
人権問題に関する相談 | 機密性・匿名性を保証する内部通報窓口「ホットライン」利用件数 15件 |
ダスキンでは、社員は新しい価値を創造し続ける大切な財産「人財」と捉えています。そのため、働きがいのある働きやすい職場づくり、より良い会社を目指して定期的に社員意識調査を実施しています。様々な角度から社員の意識、職場の風土や活性度を分析し、エンゲージメント向上のための施策の立案と実践に努めています。
調査では、2024年3月期と2023年3月期と比較して「経営理念への共感・実践」については引き続き高い水準である一方、「仕事の満足度」や「自己の成長」、「会社の成長」については若干低下していることが分かりました。とくに、「将来のありたい姿に向けた自己成長」と「会社の成長・発展」の項目につては、30代を中心に肯定的意見が低い傾向にあることから、会社の未来像を明確かすることが課題であると認識しています。
この状況を踏まえ、社員自らの意思でキャリアプランを築き、「より責任のある仕事をしたい」という社員のモチベーションアップとキャリア形成を会社全体で支援することを目的に、入社3年目以降どの階層からでも管理職に登用が可能となる昇格制度を導入し、若年層でもチャレンジできる風土形成に取り組んでいます。この昇格制度によって管理職に登用される若手や中堅社員がこれから徐々に増えていくことから、継続して「自己の成長」の調査結果に注視しながら、社員のキャリア実現をサポートしていきます。
また「会社の成長」については、新たにパーパス(存在意義)や経営ビジョンが設定され、10年後のありたい姿や担う役割の方向性が明確に示されることで、今後はこれからのパーパスや経営ビジョンと連動して、人事戦略を構築していく方針です。