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中期経営方針2022は、期間を2023年3月期(第61期)~2025年3月期(第63期)までの3年間と設定しました。この3年間を長期戦略「ONE DUSKIN」の第3フェーズと定め、第1フェーズ、第2フェーズで作り上げた基盤を更に発展させ、「ONE DUSKIN」実現の総仕上げとして取り組みを実行し、企業価値向上に努めてまいります。
当社は創業以来“道と経済の合一”を経営の根幹として企業活動を行ってまいりました。“道”とは「社会価値向上」 のことであり、「企業として社会から求められる期待に喜びをもって応えること」を意味し、“経済”とは「社会のお役に立ちながら持続的な成長を実現させること」つまり、「経済価値向上」のことを指します。
すなわち、“道と経済の合一”とは、「社会価値向上」と「経済価値向上」の双方の実現を目指すことであり、「企業価値向上」を目指すことです。引き続き将来にわたって実践してまいります。
新商品・サービスによる事業領域の拡大とバリューチェーン強化を図ります。
お客様の暮らしのリズムを整える「生活調律業」を目指すために「衛生領域」を最重要領域と定め、「衛生環境を整えるダスキン」への進化を図ると共に、「ワークライフマネジメント領域」「高齢者サポート領域」の拡大を目指します。
既存ブランド展開とは異なる立地・客層・利用動機に対応する業態を開発すると共に、加工・流通の内製化等、バリューチェーン強化を図ります。
将来的に既存事業とのシナジー効果を期待でき、且つ“地球環境保全”“少子高齢化対応”“地域創生”等の社会課題に対応する領域やお客様が当社との関係性を一生涯維持するために現在不足している領域に対して、M&A、ベンチャー出資、R&D投資等を積極化させ、新技術の導入やビジネスモデルの再構築を図ります。
現在の展開国の成長に加えて、市場環境を見極めた上で未展開国への進出を検討します。
多様性を確保し、事業ポートフォリオ変革に必要な人財の育成・活用を重視する“人的資本経営”を推進すると共に、自社の開発力強化及びオープンイノベーションを進める等、R&Dを強化します。また、デジタル技術等の活用による効率化を進めて、全社DX戦略の基盤構築を行います。
改訂コーポレートガバナンス・コードの趣旨に鑑み、プライム市場の相応しいガバナンス体制構築に資する取り組みを進めます。
環境負荷低減のための投資の積極化等、循環型社会づくりと脱炭素社会の実現に貢献し、環境価値向上を目指します。
事業ポートフォリオの再構築に向けて、新しい成長機会に大胆な投資を行います。期間中の営業キャッシュ・フローの活用に加えて、金融資産の圧縮及び金融機関からの借入検討等、資本効率の向上を図ります。