学校現場での取り組み例

掃除用具と掃除情報の提供による検証活動(2002年)

「学校レンタルモップモニター」実施

2002年10月、教育支援サイト「学びの場.com」にて全国よりモニターを募り、最終的に5校を選考しました。2週間サイクルで約2ヶ月間、1クラスにつきハンディモップ2本とフロアモップ3本を無料でレンタルしました。同時に、子どもたちに正しく効率的なおそうじの習慣を身につけてもらうため、「学校のおそうじを考えよう!」というテーマで、おそうじ関連の情報をWebを通して先生方に提供しました。

5校が選ばれたのは、応募の動機に書かれた先生方の「思い」です。

学校モップモニター

「小学校のおそうじに子どもたちのやる気を引き出したい。おそうじを楽しんでがんばる子を育てるのもわたしたちの使命と考えております。」「現在中学校の1年生の学年主任をしています。5クラスありますが、生徒は比較的、一生懸命おそうじをします。ダスキンモップを使って、さらに楽しく掃除ができたらと思い、応募しました。」「掃除といえば、ぞうきんですがこれが結構資源のむだ遣いとなっています。父母の中にはお店で買って子供に持たせます。ダスキンのモップがリサイクルをしており、水の無駄をなくす環境に優しいものであればぜひ使ってみたいです。掃除の教育は実は環境教育ではないかと思います。」など。2ヵ月間のモップ使用体験は先生方の期待を裏切らない、子どもたちのおそうじ成果となったようです。

茨城の中学校では1年生全員が家庭科で感想文を提出。

茨城県 勝田第二中学校

茨城県ひたちなか市立勝田第二中学校では、通常1時15分から15分間がおそうじの時間で、全校一斉におそうじが始まります。先生も一緒になって、机運びや掃き掃除。手の届きにくかった黒板の上をハンディモップでスイスイ、フロアモップを持った同士が並んで同時に広い面積を掃除したり、なにか楽しそうな時間になっていました。お話を伺った水柿恵美子先生によると、「あちこちきれいにすると、汚れたところが気になるらしく、今までやらなかった場所もホコリを見つけだして、きれいにしてくれています。」とか。おそうじの見学を終えて、職員室で子どもたちの作文を拝見させていただきました。1組から5組まで、ほぼ全員に近い子どもたちが書いてくれたもので、ダスキンの提唱する「学校のおそうじを考えよう!」というテーマに真正面から応えてくれた感想文となっていました。

1.ホコリと健康との関係を知って

ホコリと健康との関係を知って

単におそうじというと、わたしたち大人でもどちらかというと、やらなくていいならと思う部類に入るものですよね。そこで、初回はなぜ、おそうじが大切なのか、ということをいかにわかりやすく伝えるかに、力をそそぎました。ホコリが病原菌を運ぶ乗り物にもなること、目に見えないほど小さなホコリこそが健康の大敵なのだということ。子どもたちの素直な反応が下の表にも表れています。勝田第二中学ではこれらのWeb情報をプリントアウトして学校の掲示板にも貼ってくださってました。先生の熱心さが子どもたちにも伝わり、今回の感想文となったわけですね。

健康への害について 1組 2組 3組 4組 5組
掃除をしようと思った。 14 10 7 6 6 43
健康との関わりを初めて知った。 1 6 5 5 5 22
掃除は大切だと思った。 - 4 3 3 2 12
驚いた。 1 2 1 5 - 9
ホコリで机にしみができるとは知らなかった。 - 2 - 1 1 4
恐くなった。 - 1 - 1 - 2
きれいにすると身も心もきれいになる。 1 - - - - 1
家族にも教えてあげたい。 - - - - 1 1
大掃除を年に2〜3回に増やしたい。 1 - - - - 1

表の中の数値は文中に同様な意味が書かれた人数を記しています。

5人以上
3人以上

2.モップを使ってみて

モップを使ってみて

モップについては色々な意見が多く出ました。「腰痛のある人にとって便利」というおもしろい意見がありますが、見学の際にも、腰が痛いという子どもが数人いたことを思い出します。腰をかがめての拭き掃除は子どもたちには苦痛のようですね。モップに人気があったのはそれも、要素のひとつなのでしょう。「モップよりホウキが便利だ」という反対意見や、「濡れたところを掃除できないのが残念だ」という指摘があるのも、状況をしっかり見極めようという子どもたちの真剣な気持ちが伝わります。

モップについて 1組 2組 3組 4組 5組
便利で使いやすい/使いやすそうだ。 6 9 8 7 9 39
雑巾より手間がかからなくてよい。 4 2 3 6 1 16
雑巾よりきれいになる。 - 3 4 - 2 9
ほうきよりきれいになる。 - - 2 4 3 9
ほうきより手間がかからなくてよい。 - - 1 1 - 2
床がピカピカになった。 - 3 - 1 - 4
掃除が楽しくなった。 - 1 2 - 1 4
環境にいいのがよい。 1 2 - - - 3
健康や環境を考えるとよい用具だと思う。 - - 1 - - 1
ほこりを出さないよう工夫されていることに驚いた。 1 1 - - - 2
心もスッキリし、掃除が楽しみになった。 1 - 1 - - 2
うるさくないのでよい/音が出ないのがいい。 - - 1 1 - 2
腰痛のある人にとって便利だと思う。 - - 1 1 - 2
家族に教えてあげたい。 - 1 - - - 1
掃除がラクになる。 - - 1 - - 1
簡単でお金(電気代)がかからないのでよいと思う。 - - - 1 - 1
モップさん、わたしたちの掃除を手伝ってくれてありがとう。 1 - - - - 1
濡れた所を掃除できないのが残念だ。 - - - 2 3 5
袋に入れなければいけないのが面倒だ。 - - - 2 2 4
モップよりほうきが便利だ。 - - - 1 - 1
必要かどうか良く分からない。 - - - 1 - 1
モップだけでなく、他の掃除用具も工夫して使うようにしたい。 - - - - 1 1

表の中の数値は文中に同様な意味が書かれた人数を記しています。

5人以上
3人以上

3.おそうじとエコロジーを読んで

おそうじとエコロジーを読んで

おそうじとエコロジーについての意見はそれほど多くはありませんが、「再利用する」ということに関心を示してくれた子どもたちが多かったのは嬉しい事柄です。ちなみにダスキンのモップは20回、マットは40回再利用をするということを第2回でご紹介しました。この回では学校ISO活動など、エコロジーに関する海外や日本の活動も併せてお知らせしています。

環境との関係について 1組 2組 3組 4組 5組
何十回も洗って再利用できるというのはよい。 2 7 4 - 3 16
環境も大切にするよう掃除を心がけたい。 2 2 1 - 2 7
あまり薬品を使わない方がよいとは知らなかった。 1 - 1 - 1 3
掃除をして環境を汚していることもあることに驚いた。 1 - - - - 1

表の中の数値は文中に同様な意味が書かれた人数を記しています。

5人以上
3人以上

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