衛生分野におけるダスキンの強み

衛生分野におけるダスキンの強み

1.ホコリの科学とダストコントロール技術

ホコリの性質や挙動を研究し、
掃除の効率化を追求

ダスキンの歴史はダストコントロールの歴史。住まいをはじめとする空間内に存在するホコリをいかに効率的にキャッチし、その場から除去する方法を追い求める研究を繰り返してきました。その背景となるのが定期的に実施している「ホコリ調査」。ダスキン開発研究所では、一般家庭にサンプルとしてご協力いただき、ホコリの成分や性質、分布などを中心に調査を進めています。

●ホコリの成分(2022年現在) (ダスキン調べ)

2.モップのダストコントロール機能/
吸着剤の働き

①レンタルモップが切り拓いた
画期的な掃除のしくみ

ハタキとホウキとチリトリ、そして水ぞうきんという古来の掃除の方法を大きく変える契機となった、ダスキンのレンタルモップ・クロス。素材自体の働きでホコリを取り、素材に含浸させた吸着剤の働きによって取ったホコリを包み込んで離しません。「ホコリを集めて捨てる」という形から、「ホコリを取って保持し、定期的に回収して洗浄し、くり返し使う」しくみに変化させたことで、かつての掃除に比べて飛躍的に効率的なしくみをつくりました。

②パイル素材や形状による機能の違い

モップのパイルは、大きく分けてナイロン製と綿製の2つに分けられます。素材の特性を見てみると、ナイロンパイルは綿ボコリなどをからめ取る機能が高いのが特長。一方、綿パイルは土砂ボコリを吸着する機能が高くなっています。
これらの特性を考慮し、綿ボコリの多い家庭向けのモップにはナイロンモップや、ナイロンと綿の混紡モップが、一方、土砂ボコリが比較的多い事業所向けモップには、綿モップが使用されています。
また、同じ素材でもパイルの形状・太さ・目付によってとれるホコリの量は異なります。例えば、従来の繊維を撚り合わせてできた「撚糸パイル」の形状から、2018年に生み出された「モールヤーンパイル」の形状に変えると、同じ重量の「撚糸パイル」に比べて高い捕集効果を発揮します。
このように、パイルの性能を高める研究は日々続けられています。

③吸着剤は創業以来の研究テーマ

ナイロンパイルや綿パイルなど、素材自体の働きでホコリをキャッチできても、とらえたホコリを長く保持することはできません。そこで重要な働きをするのが吸着剤。創業時のメイン商品で、「魔法のぞうきん」と言われた「ホームダスキン」でも、すでにホコリをより効果的に取るための吸着剤が使用されていました。それ以来、ダスキンの歴史は吸着剤研究の歴史とも言えるもの。現在も素材によって異なる組成や働きを求めて、日夜研究は続いています。
※吸着の仕組みについてはこちらでご紹介しています。

■ダスキンモップに含まれた吸着剤がホコリを包み込むしくみ

④レンタル期間中、
快適に使っていただける理由

レンタルモップはとらえたホコリを離すことなく、どんどんキャッチするので、付着するホコリの量は使うごとに増えていきます。ホコリの中には細菌や真菌(カビ)などが含まれていますから、菌の増殖を抑える工夫は必須事項。そこで、吸着剤には細菌や真菌などの増殖を抑える機能を持たせています。

◎モップに付着したアレル物質(ダニのフン・花粉)を抑える効果のある薬剤の配合
◎モップに付着したウイルスなどによる衛生リスクを抑える効果を付加する技術の開発 など、より幅広い衛生への取り組みを進めています。

2020年3月、株式会社ダスキンは(一社)繊維評価技術評議会より家庭用モップ(一部は対象外)に対する「抗ウイルス加工」「抗菌防臭加工」で『SEKマーク』を取得しました。 詳しくはこちら

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3.マットのダストコントロール機能/
吸着剤の働き

①マットがホコリをキャッチする
基本的な機能の開発と強化

屋外から屋内へと人が移動すると、その動きにともなって屋外にあった土砂やホコリが靴裏に付着して屋内に侵入しようとします。その際に、エントランスで靴裏に付着した砂・ホコリの侵入を阻止する役割を担うのがフロアマットです。フロアマットの上を人が通過する際に、靴などの履物の裏の汚れをかき落とし、保持する役目を果たします。

■ダスキンマットがホコリをキャッチし、逃さないしくみ 詳しくはこちら

②マットからのホコリの舞い上がりを防ぐ

マット素材自体のホコリは捕集されますが、増えたほこりを逃さない効果を発揮するのが吸着剤です。マットからホコリの舞い上がりが多くなると、汚れが広がることはもちろん、ホコリの中の細菌や真菌も同時に飛散し、衛生リスクの拡大にもつながります。そこでダスキンでは、マットからのホコリの舞い上がりを防ぐための機能の研究を日々進めています。

■ダスキンの機能性マットと一般のマットのホコリの舞い上がりの違い

③マット吸着剤の働きは

マットに加工された油系吸着剤はモップ用吸着剤と同様に、単にホコリを取り、舞い上がりを防止するだけではなく、細菌や真菌の増殖を抑えるという働きを持たせています。この機能によって、マットは汚れても細菌や真菌などによる衛生リスクを抑えることができます。

■マット上でホコリに含まれた細菌や真菌の増殖を抑制するしくみ
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4. 衛生関連商品と除菌・抗菌

①除菌か、抗菌か~付加機能の選択

モップやマット以外のダスキン商品に関しても、衛生環境の維持、リスクの低減という観点から除菌・抗菌機能の向上が求められます。そして、その商品がどのような場面で使用されるかによって、除菌が効果的なのか、抗菌効果を維持することが必要か、あるいはその両方が必要であるのかを見極め、効果を付加しています。

例えば、洗剤を例に見てみると、界面活性剤の働きによって汚れを洗い流す際に、汚れに含まれている菌を減らす「除菌効果」を持つ薬剤が働きます。 そして、いったんキレイにした対象物で再び菌が増殖しにくくなるよう、「抗菌効果」によって衛生リスクの低減を図ります。洗浄する対象によって配合を考え、より大きな効果を発揮させるため、さまざまな試行錯誤を繰り返し、選ばれたものだけがお手元に届けられるのです。

■洗剤使用の際の「除菌+抗菌」のプロセス

②用途に合わせた薬剤などの選定

野菜・ほ乳瓶・食器用洗剤ナチュ

「口に入れるものを洗うのだから、万一口に入っても安全な洗剤をつくりたい」という考えから生まれた洗剤です。一般に、洗剤は対象物(食器・食材など)の汚れに界面活性剤が作用、対象物から汚れを浮かし、洗い流すというしくみで洗浄を行います。ナチュは、食品にも添加が認められている成分と同等の界面活性剤を使用することで、どなたにも安心してお使いいただける洗剤として誕生しました。

キッチン用除菌・洗浄・消臭剤

キッチン作業の際、除菌のためにアルコール除菌剤を使用される方が多くなっています。しかし、キッチンはさまざまな食材や調味料、油などによる軽度の汚れも多い場所。そこで汚れを落とし、アルコール除菌剤で仕上げるという工程が1回の作業でできる商品を求める声に対応して「キッチン用除菌・洗浄・消臭剤」が誕生しました。キッチンで使用するため、原料には人体などへの影響に配慮がなされています。2度拭き不要で消臭効果もあり、作業の軽減という面でも大きな役割を果たします。

ダスキンの衛生関連商品の中でも、発売以来人気の高いベストセラーである「台所用スポンジ抗菌タイプ」。スポンジに抗菌効果のある「無機系抗菌剤」を練り込むことで、菌の繁殖を抑え、衛生的な状態で使える仕様となっています。

③吸着剤・洗剤類への抗ウイルス機能の付加

新型コロナウイルスの蔓延以降、衛生に対する関心や、衛生商品へのニーズが急激に拡大、関連商品が次々と登場しています。ダスキンでもコロナ禍以前より研究を進めており、2020年3月には吸着剤を施した家庭用モップに「抗ウイルス加工」が認証され、一般社団法人 繊維評価技術協議会よりSEKマークを取得しました。
詳しくはこちら

スタイルフロア ララ

また、2020年10月には、ダストコントロール製品に使用している吸着剤・除菌剤・洗剤に対して、「エンベロープタイプウイルス(1種類)」に対してウイルスの減少効果が認められました(一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター/QTECによる試験で確認)。
抗ウイルス効果についてはこちら

衛生マット・抗菌タイプ

2021年2月には、ダスキン事業所用商品「吸塵・吸水マット」等のマットパイル(繊維)について、付着した「エンベロープタイプウイルス(1種類)」に対してウイルスの99.9%減少が確認されました(一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター/QTECによる試験で確認)。
抗ウイルス効果についてはこちら

吸塵・吸水マット

ウイルス減少が確認された
吸着剤・除菌剤を加工した
商品及び洗剤

レンタル商品(家庭用15種類/事業所用12種類)
販売商品(家庭用13種類/事業所用14種類)

■ウイルス減少試験/概要
●試験液:吸着剤・除菌剤・洗剤 ●ウイルス:エンベロープタイプのウイルス1種 ●ウイルス力価(感染価)検出法:プラーク測定法 ●ウイルス液:試験液比率 = 1:9 ●作用温度:25℃ ●効果:ウイルス 99.9%減少
※試験管内の試験であり、特定商品を用いた検証は行っておりません。

※すべてのウイルスが減少するわけではありません。エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証。

※試験管内の試験であり、特定商品を用いた検証は行っておりません。

※医薬部外品の一部について、効果を確認しておりますが記載しておりません。

2022年3月現在

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