想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

コア技術

回収→洗浄→薬剤処理→出荷、レンタル使用で出荷から回収へ戻る図

繰り返し洗っても「同じ品質の商品」であるために。

レンタル商品であるマットは、新たに製造、出荷され、お客様先でお使いいただいて以降、必ず「回収→洗浄→吸着剤処理→出荷」という工程を経て再度お客様のお手元に届けられます。レンタル商品という性質上、新品として出荷されるときも、10回、20回とこのサイクルを繰り返した後、変わらない品質でお届けするのが基本です。

洗浄前→洗浄後

大量のマットを大型回転洗濯機で一気に洗浄。

洗浄は洗浄工程では取れない異物を取り除いてからスタート(一部のマット)。大型回転洗濯機でおよそ1時間超、50℃以上、品種によっては70~80℃の温水で一気に洗浄していきます。マットにとっては負荷のかかる工程ですが、周到に計画された洗浄工程計画に従って処理するため、品質を損ねることなく次のお客様のもとへと出荷されていきます。ゴムベースなどに破れなどが発生した場合でも、ダスキン独自の技術で復元するなど品質の維持には細心の注意を払っています。

レンタル使用→品質検査不適合⇒廃棄

「最後までしっかり使い切る」をカタチにかえて。

ちなみに、回収時の品質検査によって商品として不適合と判断され、二次利用されたり廃棄される製品は約3%。この割合を極力抑え、安定した品質の商品をお届けすることがレンタルシステムの根幹。洗浄工程も「モノを使い切る」という基本的な考えに基づいて設計されているのです。もちろん、洗浄の際に排出される汚水はきれいに処理をして自然に還したり、再度洗浄に使用しているほか、たまった汚泥は圧縮し、セメント原料の一部として有効利用しています。

洗浄の科学(性能・品質・耐久性)

キレイな環境づくりを支える洗浄の科学。

その商品にとって最適な洗浄方法を商品開発の際にあわせて確定しておくことが開発研究所スタッフの役割。新素材の開発と並行する形で、洗剤の選定や時間配分などをきめ細かく検討。エントランスで汚れの侵入を防いでいるマットですが、皆さんに目いっぱい踏んでいただき、しっかり汚してお返しいただくこと、それが商品開発に携わるスタッフにとっての喜びなのです。