想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

インタビュー

生産本部
技術部 製造技術室
木村 将大
SHODAI KIMURA
2019年
総合科学部 総合理数学科修了
PROFILE

大学・大学院では、主に有機合成化学を学び、薬剤製造などに活かせる有機化合物の合成方法を研究した。学業以外では、大学の研修プランを活用して、モンゴル、アメリカ、中国など、海外へ。ダスキンには、学んだ低分子合成の知識が洗剤開発や洗浄分野で活かせると考え、エントリー。「喜びのタネをまく」という理念にも共感して入社した。

新たな洗剤や洗浄工程技術の
開発を通して会社をはじめ
自然環境にも貢献する

1 現在の仕事内容
よりキレイで衛生的なマットを
提供するための洗浄工程を開発

ダスキンのレンタルマットは、お客様先で使用された後、回収して工場で洗浄・加工が施され、再度お客様のもとへ・・・。というサイクルで、利用いただいています。私が製造技術室で携わっているのは、工場での洗浄工程をより良くするための薬剤開発や工程そのものの改善開発。また新商品導入時には、素材や形状などにマッチした新たな洗浄・加工工程の開発もありますから、常に新しい技術や手法を考え出す苦労がありますね。他にも、省エネやコストダウン、環境負荷の低減も常に配慮せねばならず、広い視野を持って働いています。この仕事で達成感を得られるのは、街中のお店などで、ダスキンのマットを見かける時。自分が関わった商品が世の中に必要とされ、役立っていると実感でき、感慨深いです。なので、外出時は、お店のマットが気になって仕方ないですね(笑)。

2 今までで、
一番記憶に残った仕事
憧れの先輩とタッグを組み
新商品開発に挑んだ日々

新しいマットの商品開発プロジェクトに、製造技術として参加し、無事リリースまでこぎつけたことは、自身の成長を感じられた出来事でした。プロジェクトは、商品開発部門と開発研究所、私が所属する製造技術室が連携して行うもので、またその時の商品開発担当者は、私がダスキンに入社する決め手となった学生と社員との座談会に参加されていた先輩社員でした。偶然プロジェクトで憧れの先輩に再会して、一緒に仕事をすることとなり、私もモチベーションがアップ。最終的に、想いを共有し、時にはそれぞれの専門家としての考えや知見を交えながら、より良いものにしていく中で成長できたことは、貴重な経験でした。プロジェクト終了後の「また一緒にやろう」との先輩の言葉は、技術者として認めていただいたような気がして、すごく嬉しかったです。

3 これからの夢
人の暮らしと地球の環境に
やさしい洗浄技術を創造したい

今、私が開発テーマとしているのは「より省エネで、働く人、環境にやさしい洗剤や洗浄工程の開発」です。より少ない水、短い時間、低い水温で、現状よりも洗浄力を高められれば、電気、ガスなどのエネルギー使用量や環境への負荷も減らすことができます。クリアすべき課題は多く、困難も多いですが、世の中のためにも、実現したいですね。

学生のみなさんへ

当社には、「喜びのタネをまく」という、創業から大切にしている理念があり、その考えや想いを社員一人ひとりが大切にしています。そのため、他人に寄り添い、助けてくれる人が多くいるので、働きやすさは抜群。人生の多くの時間を過ごす会社において、一緒に働く人というのは、すごく大事ですので、ダスキンならきっと入社後、満足いただけるはずです。

ある日の
仕事のスケジュール
  • 9:00
    出社。メールチェック 
  • 09:30
    実験室でマットの脱色工程のテストを実施、
    デスクワーク
  • 12:00
    昼食。会社内の食堂でランチを楽しむ
  • 13:00
    開発研究所と現場洗浄検証について打ち合わせ
  • 15:00
    メールでの打ち合わせ、問い合わせ対応など
  • 17:30
    定時で退社