想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

コア技術

ホームダスキンモップ

モップの基本はホコリ取り。でも・・・。

モップの開発は、吸着剤やパイルの改良をはじめとするホコリの捕集性能の研究が中心。でもその一方で、使い勝手の向上という面ではモップのヘッドを効率的に動かすためのハンドル部分の設計も大切なポイント。しかし、モップの長い歴史の中でも、ホコリ取りの性能の善し悪しに比べ効果が見えにくいハンドルは裏方の存在。「重たい」「疲れる」「耐久性が・・・」などのご要望にお応えするために研究しています。

WHO? WHERE? HOW?

誰が、どこで、どう使う?

そんなハンドルデザインを大きく変えるきっかけとなったのが「スタイルフロア LaLa」の開発でした。どんな人がどんな場所で、どんなシチュエーションで使うのかを総合的な視点で考え、長さや形状、軽さそして耐久性といった部分にこだわり、設計を進めました。設計の基本は「動かしたい方向に自由自在に動かせる」こと。ヘッド部は左右のみの可動軸でありながら、タイヤのような丸い形状にすることで、前後にも自由に動かせるようにしています。

負荷軽減:PP+アルミ × 耐久性:POM

互いを活かす、いいとこ取り。

もうひとつのポイントである軽量化を進めると、耐久性はどうしても低下します。そこで、パイプ部にはポリプロピレン(PP)とアルミを、負荷がかかりやすいヘッド部には、耐久性に優れたポリアセタール(POM)を使用。また、2つの素材を組み合わせる際に発生しがちな「音鳴り」を抑えるなど、細かな調整を加えつつ、仕様を固めていきました。

GOOD DESIGN

使い方は人それぞれ、だから・・・。

フロアモップは片手で床面を拭く方もいれば、両手で持って一筆書きのように動かす方もいます。LaLaは、パイプ部とヘッド部分の接点を中心にすることで、どちらの使い方にも対応できるよう工夫。重さ380gで安定した操作性、持ちやすく疲れにくいグリップ形状など、新機軸となる設計思想が詰め込まれたLaLaは、スタイリングを含めて高く評価され、『グッドデザイン賞』に輝くなど、その優秀性が認められました。