想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

コア技術

足元にある「危険」を防ぐために。

めくれる、滑る、引っかかる‥‥。足元のちょっとした不具合が「事故」につながらないよう、ダスキンではマット製品にさまざまな工夫を施しています。
マットが敷かれる場所は、人通りのある屋内外。日差しがきつい、雨に濡れるなど過酷な条件もあります。靴裏についたホコリを取り、キレイをキープするためのものですから、当然数多くの方がこのマットの上を通過していくわけで、ここに何か不具合があれば事故に直結する可能性があります。

時間の経過とともに、変形していく一般のマット。

一般のマットはパイル(繊維)とパイルを植え込む基布、そしてゴムベースの3つの部分からできています。これらは接着された一体物になっており、何度も洗浄工程を経たマットは、わずかずつではありますが伸び縮みが進み、製造された当初に比べて形が崩れてくるのです。具体的には、繊維部分の縮みに加え、ゴムベースも波打ちが目立ち始め、マットベースが浮き上がるのです。

マットの波打ち危険!

足元をすくう罠を解消するために。

特にゴムベースは中央部と外周部の縮み率が異なり、どうしても波打ちが発生してしまいます。この状態を放置しておくと、浮いた部分につま先をひっかけて転倒事故につながったり、マット自身がずれ動いて、上に乗った人が足を滑らせるといったトラブルの原因にもなりかねません。ダスキンマットにはこの問題解決のための取り組みを施しています。

ダスキンマットへの信頼性向上

事故防止と信頼性向上を実現。

さまざまな試行錯誤を繰り返し、たどり着いた結論が、中央部と異なる組成のゴムを外周部に圧着し、波打ちを解消するという方法。さらに、周囲のゴムに厚みを持たせることで、たとえ中央部で縮みが発生しても、周囲の浮きは発生しなくなりました。さらに、パイルを植え込んだ基布にも特殊な加工を施しているため、繰り返し洗浄しても伸縮の発生は抑えられています。これらはダスキン独自の特許技術です。事故の防止に加え、製品への信頼性向上に大きく寄与しています。