想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

コア技術

1960年代~:黄色綿 1990年代~:紫色混紡 2010年代~:赤・黒ナイロン

ベテランとビギナーで異なるイメージ。

ここで問題。モップの働きはホコリを取ること。では、あなたの思い浮かべるダスキンのモップってどんな色ですか?これ、もしかすると皆さんの答えにご自身のダスキンご愛用歴が微妙に反映される問題かもしれません。「黄色」と答えた方は、長くご愛用いただいている方かも。「紫色」を挙げた方はベテランユーザーかと推察されます。そして、「赤」や「グレー」とお答えの方は、最近使い始めた方ではありませんか?

ホコリの質が変わったことで‥‥

このような色の変遷は理由があってのこと。それは住まいのホコリが変わってきたからです。ダスキンのモップが登場した当時、国内の生活環境はまだまだ発展途上。道路の舗装も十分ではなく、また建物の気密性も高くはなかったこともあって、屋内には土砂ボコリが多く入り込み、主なホコリの成分となっていました。そのため、モップも土砂ボコリを捕集した時の真っ黒な汚れがよく目立つよう黄色いパイルを採用したのです。

白っぽいホコリが増えた分、モップの色は‥‥

その後、路面整備が進んできたことや住まいの気密性が高まったこと、集合住宅で中高層階にお住いの方が増えてきたことなどから、土砂ボコリに代わって綿ボコリがハウスダストの中心を占めるようになってきました。そのため、ホコリの取れ具合がよく見える色として紫色のモップが主流に。原色よりもシックな色が好まれるという社会背景もあったようです。

土砂ボコリ汚れがより目立ちやすい黄色綿モップ → 1990年代~:綿ボコリ汚れがより目立ちやすい紫色ナイロンモップ

おしゃれな要素を取り入れて、進化を続けるモップ。

やがてモップは、単なるお掃除用具ではなく、手軽にお掃除できて、しかもちょっとおしゃれなアイテムに生まれ変わりました。それが鮮烈なレッド(赤)、そして落ち着いたグレー(黒)というこれまでにはなかったカラーリングのモップ、スタイルハンディ shushuとスタイルフロア LaLaの登場です。いわば「影の存在」だったモップが、ケースに入れてリビングに置いておけるインテリアに変化したのです。生活様式とともに変化してきたモップのカラー。これからも、時代に合わせてバリエーションを増やしていくことでしょう。