心に寄り添う
- 3 すべての人に健康と福祉を
- #高齢化
- #福祉

今日は介護の日※ですね。
少子高齢化が進み2025年には超高齢社会を迎えると考えられている日本。
介護従事者、介護サービス利用者、介護されるご家族、皆さんそれぞれがいろんな想いを抱えながら生活しているのではないでしょうか。
編集担当Tには92歳になる祖母がいます。
離れて暮らす祖母に久しぶりに会う時は、祖母が困らないよう衣食住に関わることなど準備万端にして当日を迎えるのですが、思うようなコミュニケーションが取れずモヤモヤすることが多々あります。
自分自身が介護未経験のため、祖母への接し方に戸惑ってしまうことが一番の原因だと思っていましたが、どうやら他にも原因があったようです。
ここからはダスキン ライフケアが大切にしている「介護の心がまえ」について、社内独自の研修“初級編”より一部を抜粋してご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

■介護に携わる皆さんへ
“介護が必要になる”=“老化に伴う「からだ」の変化”は、身体症状に現れやすく分かりやすいですが、“老化による「こころ」の変化”は、見ているだけでは、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、老化による「こころ」の変化の特徴として、次のような例をあげてみました。
皆さんも、ご家族や身のまわりの方にあてはまることがあるか、一緒にチェックしてみてください。
- 最近のことを忘れてしまう。昔のことは比較的よく記憶している。
- 急ぎの用をしなければならないとイライラする。
- すべてのことに対して自己中心的になる。
- 過去のことを繰り返し話す。
- よくグチをこぼす。
- 目のまえで起こっていることに興味をもたない。
- 他人にわずらわされず一人でいたい。
- 新しいことが身につきにくい。
- 騒がしいことに神経質になる。
- 知らない人と付き合うことを好まなくなる。
世のなかの変化についていけなくなり、
疑い深くなる。- 自分自身の感情にとらわれやすい。
- 過去の自分の苦労話をしたがる。
- 新しい計画を立てることができない。

いかがでしょうか。
これは、老化による「こころ」の変化の特徴ですが、年齢に関係なく、ご家族や身のまわりの方にもあてはまることがいくつかありませんか?
そうなんです。ご高齢者の心のメカニズムも、皆さんと基本的に同じです。
「ご高齢者だから○○」と決めつけないことが大切なんです。
ご自身が“介護をされる”立場になったとき、「ご高齢者だから○○」と言われると何となく疎外感を感じませんか。
その方の歩まれてきた道のり、生活スタイル、考え方、個性などから、お一人おひとりの人生も違ってきます。
ダスキン ライフケアでは、
「お一人おひとりの想いやご希望に気づき、叶えて差し上げるために何ができるかを考え抜く」
ことを、大切にしています。
そのためには、
■相手の気持ちを察するように、心に耳を傾ける「傾聴」
■どんな考えや感情も、拒まずにありのままに受け容れる「受容」
■相手の身になって感じ、理解しようとする姿勢「気づき(共感)」
を心がけることが大切です。

皆さん、いかがでしたか?
編集担当Tはというと、14項目中なんと10項目もあてはまりました。
祖母と思うようなコミュニケーションが取れなかったのは、祖母の心に耳を傾けず、理解しようとする姿勢が欠けていたことが原因だったと思います。
これからは「傾聴」、「受容」、「気づき(共感)」の3つを心がけて、壁をつくらずにコミュニケーションをとっていきたいと思います。
「介護の日」をきっかけに一人ひとりが介護について理解と知識を深め、誰もが暮らしやすい社会になるといいですね。
ダスキンでは、ご高齢者とそのご家族の心に寄り添い、住み慣れた環境で自分らしく暮らし続けていただけるようお手伝いをする事業、ダスキン ライフケアを展開しています。
高齢者サポートの事業ではダスキン ライフケアの他に、介護用品や福祉用具のレンタルと販売を行うダスキンヘルスレントも展開しています。
お困りごとは一人で悩まずに、ダスキンにご相談してみてくださいね。
ダスキン ライフケアついて
ダスキンヘルスレントついて
ダスキンの事業を通じた社会的課題の解決について
※厚生労働省 報道発表資料 / 2008年7月 / 介護の日検討会