2025.1.10

衛生環境を整えるって大切

衛生環境を整えるって大切

私たちダスキンは、ご家庭やオフィス・店舗をいつも清潔・快適に過ごすことができるように、お客様係が定期的に訪問し、清掃・衛生用品のレンタルと販売をはじめ、お客様の暮らしや職場に合わせた快適な環境づくりをご提案しています。

2021年7月にダスキンと大阪府は『包括連携協定』を締結し、その活動の一環として今回は、HACCP(ハサップ)の考え方を取り入れた『食品衛生セミナー』を開催しました。
※包括連携協定・・・大阪府とダスキンが相互の連携強化を図ることで大阪府内の地域活性化を推進していくために締結した協定

HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。セミナーには、飲食店で働かれている方や大手百貨店などさまざまな業種で働かれている方が参加されました。(出典:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/

セミナーの第1部では大阪府健康医療部 生活衛生室 食の安全推進課 監視指導グループの小鯛哲也氏より、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理による食中毒対策」と題して、大阪・関西万博がまもなく始まる中でHACCPに沿った衛生管理を行い、食中毒対策をするにはどうしたらよいのかについて講演いただきました。食中毒を起こす主な病原微生物の特徴や、実際に起きた食中毒事例についてわかりやすく解説され、改正食品衛生法に則った具体的な対策方法が示されました。また、大阪・関西万博を迎えるにあたって、小鯛氏の経験を基に海外と日本の化粧室の違いを例に、海外の方が日本の食品等関連施設(飲食店など)を利用する際に起こるリスクについて言及され、食品衛生上の危害が発生しないように準備すべきツールなどもご紹介いただきました。

第2部では、ダスキン近畿地域本部ハイジーンマスター担当 米澤一弘氏より「施設における、化粧室および厨房の手洗いについて」をテーマに、セミナー受講者に質問をしながら講演を行いました。飲食店を例に、化粧室に行った人が水だけで簡単に手を洗った場合、使用後のトイレや手洗い場にどのように汚れや菌が広がっていくのかを、特殊なライトを使用し可視化をさせて映像で紹介をしました。そして、化粧室の清掃のポイントとして、「“時間”よりも“回数”を大切にする。」や「清掃道具は整理整頓をして清潔な備品を使用する。」など、当たり前だけれどなかなかできないポイントも紹介しました。
また、交差汚染における注意点もお伝えしました。施設における交差汚染とは食品や人が汚染区域から衛生区域に移動した際に、汚れや菌を広げてしまうことです。屋外で履いている靴や、外出してから手洗いをせず厨房機器などを触ったことで汚れや菌に汚染されるため、野外で履いている靴は履き替えをすることや、正しい手洗いを適切な時間をかけて適切なタイミングで行うことが大切です。

参加者からは、「食品衛生の勉強で参加しました。知らなかったことや知っていても曖昧な知識で進めているところもあったので、とても勉強になりました。今後の参考にしたいです。」や「基礎的な部分をもう一度改めて勉強することができました。店舗で働いている方はHACCPを結構難しく考えます。店舗に落とし込む資料もHACCPを知らない方からしたら、きっと難しいだろうなと思っていたので、今日の内容はとても端的に伝えられるのでわかりやすかったです。今後の運営に役立てていきたいです。」との感想をいただきました。

ダスキンはこれからも、衛生環境を整えるために快適な環境づくりをご提案していきます。

ダスキンハイジーンマスター

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