2022.10.11

ウイさんのステキな気づき

ウイさんのステキな気づき

2022年7月7日のコラム「日本で学びたい障がいのある海外の若者を招いています」で紹介したダスキン愛の輪基金の海外からの研修生の一人、ミャンマー出身で聴覚障がいのあるウイさんは、母国でろう学校の補助教員として働いています。今回のウイさんの研修の目的は、ろう児の能力を最大限に引き出す指導方法やサポートについて学ぶことです。
ウイさんが研修に訪れた場所の一つに、特定非営利活動法人「NPOデフNetwork かごしま」(鹿児島県鹿児島市)が運営する、ろう児・難聴児を対象にした放課後等デイサービス「デフキッズ」があります。
最初、恥ずかしがり屋の子どもたちとのコミュニケーションは、なかなかうまくいかなかったようですが、諦めずに話しかけたり、遊びに加わったりするうちに、最後は元気いっぱいの子どもたちに圧倒されるぐらいにまで仲良くなれ、そして、スタッフを含めて一緒に過ごすうちに、「自分が今、何をすべきか」を考え、行動に移す事もできるようになったそうです。

また、「NPOデフNetwork かごしま」が成人ろう者の就労支援として製造と販売を行っている、鹿児島産のサツマイモをふんだんに使った「薩摩わっふる」づくりや接客にも挑戦。
接客には大苦戦したものの、ワッフルは初めてとは思えないほど上手に焼き上げることができました。
美味しそうですね~♡
この体験では、「ミャンマーの教え子たちが大人になったとき、仕事を通して自信をつけたり、生きがいを感じたりする環境が必要であること」に気づけたそうです。
常に母国の教え子の事を考えて、自らの体験でこのように相手への気づきができるウイさんはとてもステキですね。
ミャンマーの障がい者福祉発展に向けて、帰国後のウイさんの活躍が楽しみです。

特定非営利活動法人NPOデフNetwork かごしまについて

公益財団法人 ダスキン愛の輪基金について

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