ダスキンの価値創造モデル

私たちは社会に生かされ、その恩返しをすることが事業活動と考えています。社会からお預かりする資本を有効に活用し、一つでも多くの喜びのタネをまき、社会にお返しすること。それがダスキンの祈りの経営における価値の創造です。
当社ではフランチャイズという事業システムを起点に、「喜びのタネまき」を実践し、継続的な企業価値の向上を実現します。

ダスキンの価値創造プロセス(解説)

人的資本

性別、年齢、国籍、キャリア、ライフスタイルなどの違いにかかわらず、お互いを尊重し合い、個々の能力を最大限に発揮することによって、変化し続ける事業環境や多様化するお客様ニーズに効果的に対応し、新たな価値や優位性を創出できると考えています。

人材育成のために、誠心館、ダスキンスクール、ミスタードーナツカレッジの3つの教育施設を置いて教育に専心しています。

社会・関係資本

お客様が安心して笑顔あふれる暮らしを実現するため、加盟店の人材育成にも注力しています。全国の店舗・営業拠点は7,353拠点、生産事業所は45事業所。生まれ育った地域で事業を営む加盟店オーナーやスタッフは多く、地域ごとの市場特性を最もよく理解しています。こうした加盟店のスタッフは、ダスキンのサービス品質をしっかり身につけて、「地域で一番の店」を目指し、地域の人々に喜びのタネをまく大きな役割を果たしています。

財務資本

健全な収益性を有する事業の継続により、強固な財務基盤と十分なキャッシュ・フローを生み出しています。2021年3月期の純資産は1 , 458億円、フリーキャッシュ・フローは50億円となっています。こうした安定的なキャッシュ・フローは、新規事業創出の源泉となり、また、災害等で想定を超える危機に遭遇した際には、当社の事業継続とステークホルダーへの価値創造の大きな支えとなります。今後も健全な財務体質を維持し、成長投資と利益還元の源泉となるキャッシュ・フローの創出を継続します。

製造資本

オンリーワンの製品やサービスを生み出す工場や委託先工場は欠くことのできない重要な資本です。国内製造拠点は、訪販グループが3拠点、フードグループは2拠点。製品や原材料の製造委託先の工場には、定期監査を行い、継続的に品質等の改善・向上を図っています。また、食品工場専門の担当者が定期的に監査を行い、施設管理・工程管理・衛生管理・生産管理など、多岐にわたる項目のチェックにより評価を行い、改善指導につなげています。

知的資本

社会の一員としての役割や、お客様からの期待と信頼を大切に考え、「キレイを科学し続ける」ことを重要な使命としています。ダストコントロール製品開発で培った基幹技術をベースに、複合的な機能を持つ多様な製品を提供し、「衛生環境を整える」領域への貢献を目指します。2021年3月期末の特許保有件数は国内143件、海外4件あり、製品を形成する技術やノウハウ、アイデアなど、競争力の源泉となるコア技術の特許を保有しています。更に、前期には研究開発費として6.3億円を投じました。

自然資本

ダスキンは、環境にやさしい循環型ビジネスである衛生・清掃用品のレンタルを事業化し、成長してきました。現在では、食品を含むあらゆる事業領域で、環境保全のための活動にも取り組んでいます。原材料の調達から商品の製造、お届け、お客様によるご使用、使い終わった後や残った食材の回収再生や再資源化まで、すべてのビジネスフローの中で社会・環境への影響を配慮し、安全・安心で環境負荷低減に貢献する商品・サービスを開発し、採用しています。また、商品や資材の循環活用を推進し、資源の持つ価値を十分に活用することも心掛けています。