想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

生物多様性の保全

基本的な考え方

地球の生物多様性を保全することは、持続的に事業活動を行っていくうえで欠かせないものであると認識しています。
製品・サービスの提供、原材料の調達、社会貢献活動において、自然資本に与える影響をふまえ、生物多様性の保全や自然環境の保護に配慮した取り組みを推進し、社会的責任を果たすことを通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。

基本姿勢

  • 1.事業活動による生物多様性への影響の把握および事業活動の改善に努める。
  • 2.自然保護、環境教育等、生物多様性保全に寄与する社会貢献活動を推進する。
  • 3.生物多様性保全活動の取り組みを社会に発信し、情報の共有に努める。

指標と目標

持続的な目標 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
白山国立公園の
登山道にマットを無償提供
枚数 44 44 44 44 42
設置ヵ所 13 13 13 13 13

白山の生物多様性の保全に貢献

富山、石川、福井、岐阜の4県にまたがる白山国立公園は高山植物の宝庫として知られ、固有の生態系が保たれています。
しかし近年、登山者の靴底に付着したオオバコなどの外来植物の種子持ち込みによって在来種である高山植物の生育地が奪われるなど、貴重な生態系への悪影響が問題となっています。
そこで、外来植物の種子持ち込みを防止するため、土砂の捕集性と耐久性に優れたダスキンのマットが活用されています。登山シーズンの始まりとともに、マットを登山道などに設置し、登山靴に付着した外来植物の種子を捕集しています。

ダスキンマットを使用した外来植物の侵入防止イメージ図

写真提供:環白山保護利用管理協会

環白山保護利用管理協会
外来植物対策担当 稲葉 弘之様のコメント

白山国立公園では外来植物の種子の侵入・拡散を防止するため、ダスキンさんからのご協力を得て、登山口や登山道の各所にマットを設置しています。2007年からすでに10年以上の長きに渡り、継続的かつ積極的にご支援下さりとても感謝しています。人間が自然を楽しむ以上はこの外来植物の問題とは切っても切り離せない状況であり、白山の豊かな生物多様性を保全していくために非常に重要な取組であると考えています。ダスキンマットは土砂や種子をマットがしっかり保持して、雨や風でも離さない、その高い性能を評価しています。種子の侵入は目に見えるものではありませんが、ほとんどの登山者が登山の際にダスキンマットを踏むことにより、多くの種子の侵入を防いでおります。今では白山国立公園の登山口にダスキンマットが設置されていることが、当たり前の風景になっています。

社員による海岸の美化活動

当社グループでは、海洋プラスチック汚染の原因となる散乱ごみを回収するため、定期的に、美化活動を実施しています。

ビーチでのごみ拾いの様子