公衆衛生について正しく理解するためには、細菌やウイルスなどに関する知識を得ることが大切です。ここでは公衆衛生の近代史や、人体に使う「医薬品」「医薬部外品」と物品などに使う「雑品」の違い、「医薬部外品」と「化粧品」の違い、「殺菌」「除菌」「抗菌」それぞれの意味、細菌とウイルスの違いなど、法令で定められた用語の定義をわかりやすく紹介しています。

病気を治療する薬のことで、
厚生労働省に認可されたもの。
医薬品より効能が穏やかで、
予防や衛生を目的にしたもの。
医薬部外品より効果が穏やかで、
肌や髪などを健やかにするもの。
薬機法上の規定がなく、医薬
部外品でも化粧品でもないもの。
菌を死滅または除去させて、
毒性を無毒化すること。
菌の種類や数量は問わず、
菌をある程度殺すこと。
清浄度を高めるために、対象物の
菌やウイルスの数を減らすこと。
菌を死滅・減少させるの
ではなく、菌の繁殖を防ぐこと。
菌の数量を減らすことで、
主に医療用器具に使われる。
制菌は、有害細菌が増殖しないレベルに抑制すること。
静菌は、菌を殺すのではなく、増殖を抑えて菌を減らすこと。
ウイルスの構造を破壊して、
感染力を失わせること。
ウイルスの構造を破壊して、
感染力を失わせること。

太古の昔から繰り返されてきた感染症の流行。人間はその度に医療や科学、政治によって菌やウイルスと戦ってきました。ここでは感染症を通して、日本を中心とした時代の動きやダスキンのあゆみとともに公衆衛生の歴史をひも解いてみましょう。
※代表事例を取り上げています。
① 明治時代から大正へ

② 戦前から戦後復興期

③ 高度成長期からバブル崩壊

④ 平成から令和へ
