ダスキン原町
サービスマスター
松浦貴徳オーナー

不動産業とお掃除業は縁が深い部分があるんです。賃貸の部屋が空いたときの「退去清掃」には、年間500万～600万円と決して小さくはない外注費がかかっていたので、できれば内製化できないかというのがダスキン加盟のきっかけでした。
当社は「住生活の総合デパートを創ろう」というビジョンを掲げており、賃貸・売買・リフォーム・清掃という形で、トータルに暮らしを提供するという仕組みをつくりたいと考えていますので、ダスキンにフランチャイズ加盟することで内製化するのは自然な流れだったかなと思います。
空室の清掃が終わったときに大家さんがダスキンの「サービスが完了しました」というシールを見て、「キレイに清掃してくれたんだね、次の入居者募集も頑張ってね」と言っていただけることもありますし、私たち現場の人間が実際のお部屋に案内に行ったときに、そのシールがあると、入居を検討されている方も安心して契約いただける、というのは感じますね。
きれいに清掃をしたうえで物件を引き渡すことが、入居者さんにご満足いただくためのポイントと考え、これからも賃貸入居者さんに、そして大家さんに満足を実感していただけるよう、ダスキンというブランド名を活かしていきたい、そんな思いで加盟させていただいたんです。

ダスキンの事業を始めて思ったのですが、不動産のやり方とけっこう似ているところがあります。管理物件を紹介したり、仲介手数料をいただいたりというやり方と、定期清掃をご契約いただいたり、スポットで入れさせてもらったり、地域でナンバー1になるためにどうすればいいかということを考えたとき、非常に似ているものがあると思います。
不動産業も、住生活というくくりでいえば多岐にわたるサービスをしなければいけないということが求められる時代です。ダスキンさんもお掃除やダスコンだけ、というところを脱却して、お掃除を中心としたいろんなサービスを展開しているというところは、おこがましいですが似ているなと。そんなところで共鳴している部分がありますね。

加盟当時から、サービスマスターが軌道に乗ったら次はターミニックス、と決めていたところがあって（2022年3月、害虫駆除のターミニックス事業に加盟）。中古物件を扱っていますので、シロアリ駆除だったり害虫駆除の需要は非常に高い。ただ、これまでお願いしていた業者さんの年齢も上がっているので、どうしてもリタイアされる業者さんも増えてきており、その解決策としてターミニックスを選択しました。これまで外注していたものが内製化できたというのは、経営面で見ても非常に大きいですね。

不動産の繁忙期が1月から4月まで。春の異動のシーズンが退去も多く、一番忙しい時期になります。で、その後は基本的に5月ぐらいから閑散期がやって来る。一方、ダスキンは6～7月にエアコンクリーニングの依頼が多くなり、そこから繁忙期に突入するという状況です。 また、10月くらいから年末にかけてお掃除の需要が拡大してくるというサイクルになっているので、不動産業が閑散期のときにはダスキンが繁忙期、ダスキンが閑散期のときには不動産業が繁忙期、1年を通して忙しいという形にはなっていますので、繁忙期・閑散期の浮き沈みが小さくなって経営も安定してきます。次の展開が読めるので動きも取りやすいですし、当社のように地域密着型の事業ですと、地元を固めながら活動していけるというのは、ダスキンさんとフランチャイズ契約を結ばせていただいたメリットです。
まだ地域には私たちが全然アプローチできていない事業所さんやオーナーさんもいらっしゃると思いますので、コロナ禍の中では開催できなかった説明会などを通じて、当社の活動や考え方をお知らせをしていけたら、ダスキンのブランド力と、地域での機動性を活かしながら大きな結果が得られるんじゃないかなと思っています。