60年の歴史のとっておきエピソードを公開!
500名以上の
研修生を派遣!
ダスキン愛の輪基金
ダスキンは1981年の国際障害者年に障がい者の自立と社会との共生を願い「財団法人 広げよう愛の輪運動基金」を
設立。
2012年に「公益財団法人 ダスキン愛の輪基金」として新たにスタートしました。
今回は財団設立時から実施している「ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業※」から、
第40期研修派遣生 笠柳 大輔さんの研修の様子をのぞき見してみましょう!※国内の障がいを持つ若者から研修生を選考し、海外の福祉を学び、日本へ持ち帰り、日本の福祉のリーダーとして活躍いただくことを目指しています。
これまで42年間で、500名以上の研修生を派遣している海外研修派遣生は現在年に1度、個人研修とミドルグループ研修の2つの枠で募集をしています。個人研修はさまざまな選考を経て5名程度が選ばれますが、毎回多くの方にご応募いただいています。応募資格は「自らの夢の実現に向けたプログラムを立案・作成し、それを実行できる方」。学んだことを自身のものだけにとどめず、国内の障がい福祉のために多くの人々に広めるという観点を研修生に託しています。
肢体不自由の笠柳さん。研修テーマは「障がい者運動におけるファンドレイジング」。ファンドレイジングとは、NPO法人をはじめとする民間非営利団体が個人、法人、政府などから資金を集めることを指します。ただ、資金を集めるということではなく、そのことを通じて社会的な課題を人々に知らせ、社会をよりよいものにしていくことが目的です。笠柳さんは、自身が所属している障がい者NPO法人のファンドレイジングという活動を広め、浸透させることを目的に2023年5月にアメリカ合衆国へ向かいました。
笠柳さんが研修に向かったのは、まさにコロナ禍真っ只中。研修先のアメリカで、移動の制限や物価の高騰など、大変なことも多くあった一方、オンラインイベントを開催する団体が増え、ウェビナーなどから情報を得られやすくなったというメリットも。笠柳さんも現地の様子をライブ感覚で伝えたいと、1分以内で見られるショート動画に編集してYouTubeで配信しています。
アメリカ研修中に1ドルが150円を超え、急激な円安に。笠柳さんは「使うお金は最小限に、楽しみは最大限」をモットーに、毎日研修先にお弁当を作って持っていきました。栄養価も高く、簡単に手に入る乾燥わかめはお弁当のマスト食材。研修先の皆さんは、笠柳さんの作る日本食に興味津々で会話のきっかけになりました。
どんな状況でもポジティブにプラスに転じていく笠柳さんの姿は、まさにこの研修で目指す「リーダー」そのもの。
研修先の代表ブルースさんは、翌年のダスキン愛の輪基金「海外研修派遣生募集チラシ」にオフィスの前で撮影した笠柳さんの写真が掲載されていたことが嬉しかったようで、チラシを引き伸ばしてポスターを作ってくれたそうです。研修先での仲睦まじい交流が感じられますね♪今もアメリカで研修中(2024年4月現在)!!これからの活躍が楽しみですね!!
これからもダスキンは愛の輪基金を通して、さまざまな活動を行ってまいります!
笠柳さん始め多くの海外研修生の活動内容をご紹介していますので、こちらものぞき見してください!
ダスキン愛の輪基金