60年の歴史のとっておきエピソードを公開!
当初社名はお掃除道具
の
○○○○に
なりかけていた!
「ダスキン」という社名は、英語でほこりを意味する「ダスト(dust)」と
日本語の「ぞうきん」を合わせた造語です。
しかしこの社名、実はすんなり決まったわけではなかったのです。
難航した決定までのストーリーをご紹介します。
1964年、創業者・鈴木清一は、新たな事業として「家庭用ぞうきんのレンタル」を計画していました。ぞうきんは使えば使うほど拭いたところはキレイになりますが、“ぞうきん自体”はどんどん汚れていきます。新しく船出したこの会社も自らが汚れても世の中をキレイにしていきたいという思いから、鈴木清一は「株式会社ぞうきん」という社名を候補にあげました。
鈴木清一は以前立ち上げた会社で、商品名と社名を同じにしたことで販促効果をあげた経験もあり、ずばり商品をイメージできるこの案をとても気に入っていたそうです。
社員たちの大ブーイング
「株式会社ぞうきん」というインパクトのある社名は社員たちから猛反対!
のちに社長になる人物だった!
当時の営業部長は頭を捻りました。
社員たちの声と鈴木清一の想いも汲み取りながら提案されたのが、今の社名である「ダスキン」でした。ほこり(ダスト)をコントロールする会社だからという意味と、鈴木清一が名づけようとした「ぞうきん」を合わせたらどうだろうか…そう考えて生まれたのが「ダスト+ぞうきん」で「ダスキン」。これが見事採用に!実はこれを提案した営業部長は、のちに社長となる駒井茂春でした。
駒井茂春
当時の新聞広告
同年10月に発売した家庭用商品の第1号の商品は社名を用いて「ホームダスキン」と命名され、この「ホームダスキン」がダスキンを一躍有名にしていくことになりました。
もし「株式会社ぞうきん」に決まっていたら…「ホームぞうきん」になっていたのかもしれませんね。