り 外来種 防いで守ろう 森の自然

解説
白山国立公園ではダスキンマットを登山道などに設置し、登山靴に付着した外来植物の種子の侵入を防ぐことで、生態系の保護に貢献しています。

外来種 防いで守ろう 森の自然

ダスキンは富山県、石川県白山市、福井県勝山市、岐阜県郡上市・白川村をまたぐ「白山国立公園」に、ダスキンマットをお届けしています。
この取り組みは、環白山保護利用管理協会から依頼を受け、白山国立公園の利用地点等にマットを設置して外来植物の侵入防止をするために、2007年から続けており、18年目を迎えました。

「外来植物が増えることで、何が起きるの?」と思っている方も多いと思います。
外来植物が増えることで、在来種の生息・生育環境や餌を外来種と奪いあい、在来種の住む場所がなくなるといったことが起きてしまいます。なので私たちは、外来種を“入れない”ことが大切です。

2023年度は、登山開始シーズンの5月から2024年2月までマットを設置しました。
全設置地点19地点のうち、9地点にダスキンの「エクステリアマット シュロタイプ」を設置しました。
このマットはパイル(下地(基布)から出ている繊維)が靴底の溝に入り込みやすく、ブラッシング効果が高いことが特徴です。また、ダスキンマットを設置する周辺には、外来植物が既に発見されていることから、除去された種子を含む土砂を保持する能力が高く、風雨等で周辺に散乱しづらいことから「エクステリアマット シュロタイプ」が採用されました。

ダスキンマットは計42枚設置され、登山者はダスキンマットの上で靴を拭い、靴についた土砂などを取り除きます。そうすることで登山者が外来植物を持ち出さない・持ち込まないようにしています。ダスキンマットが設置できない地点には、市販のブラシを置き、靴底を登山者自らが払うという対応をおこなっています。

これからもダスキンは、山の豊かさを守り、多くの登山家が山を楽しむことができるよう、生物多様性の保全に貢献していきます。

サステナビリティ
生物多様性の保全

エクステリアマットの性能

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