ほ ほんの少し 気にかけるだけで 変わるかも!

解説
困ったときはお互い様。募金やボランティア活動など、できることがあれば参加してみて。
きっと誰かの支えになれるはず!

ほんの少し 気にかけるだけで 変わるかも!

ミスタードーナツのショップに行くと、レジ付近に公益財団法人ダスキン愛の輪基金(以下、愛の輪基金)の募金箱が置いてあります。月1回はショップに行く編集担当Oはドーナツ購入後、よくおつりの小銭などを募金箱にいれたのですが、最近は電子マネーを使うことが多くなり、募金をしなくなっていたことに気が付きました。

ダスキンの社会貢献活動として長い歴史と実績を積んできた愛の輪基金はミスタードーナツと特に深い関りがあります。ミスタードーナツが創業10周年を迎えた翌年の国際障害者年に「障がいのある方の自立と社会との共生」を目指し「財団法人 広げよう愛の輪運動基金」(現、愛の輪基金)がスタートしたのです。ミスタードーナツを運営するフランチャイズ加盟店も、この運動の趣旨を後年に引き継ごうと、創業記念日にあたる1月27日には、この日の売上の一部を寄付する活動を続けています。

その他にも、ミスタードーナツで働くスタッフの学びと交流のイベント「フレンドシップフェスティバル」では、全国10地域にわかれて技能コンテストを開催し、選抜されたスタッフが全国大会に出場します。その地域大会で、愛の輪基金によって派遣された研修修了生が研修報告や現在の活動についての講演を行う「愛の輪タイム」を設けています。
コロナ禍では、中止やオンライン開催となっていましたが新型コロナウィルス感染症が5類感染症へ移行した今年は4年ぶりの集合開催となり、愛の輪基金の研修修了生も各地域まで赴いて、車椅子ソフトボールやフロアバレーボールの普及活動、教育実習での実体験について発表されていました。

親子連れイラスト

企業が実施する一般的な技能コンテストなら、テスト終了後に、結果を発表するような式典やパーティーを行うだけでもいいはずですが、愛の輪タイムの他にサービスの実践を想定した研修をプログラムに組み込み、技を磨くだけではなく、心の成長にもつながるようにしているのです。このような定期的な活動がミスタードーナツショップで働くスタッフの真心を込めた優しいサービスにつながっていくのですね。

これまでは、誰かのためにと思いながら募金や寄付をしていましたが、実はまわりまわって私たちへの心温まるサービスに返ってきているのだと、ちょっとだけ考え方が変わりました。

親子連れイラスト

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