60年の歴史のとっておきエピソードを公開! あれこれのぞき見!

カニと針にも!?
感謝の気持ちを込めた
セレモニー

感謝の気持ちを込めたセレモニー

創業以来ダスキンが大切にしている「感謝」の心。
それは、人に対してだけではなく、事業に関わった食品や道具に対しても同様に持ち続けるべきもの。
ダスキンでは、それらを大切にする気持ちを忘れないために、あるセレモニーを執り行っています。

お寺でカニを「供養」!?
お寺でカニを「供養」!?

規格外のエンタメ型レストラン「カーニバルプラザ」とは?でご紹介した「カーニバルプラザ」を始め、1980年代から2000年代にかけてダスキンではカニをメニューとして提供するレストランを運営していました。このカニたちのおかげで、お客様に喜んでいただいていることに感謝し、当時、お寺で「カニ供養会」なるセレモニーを開催していました。カニたちのために、僧侶がお経を読み、関係者がお焼香し、担当取締役が供養文を読み上げるなど、一見シュールな風景ですが、真剣な雰囲気の中、セレモニーは執り行われていました。

モップ縫製で使えなくなった針も「供養」
モップ縫製で使えなくなった針も「供養」
モップ縫製で使えなくなった針も「供養」

日本中のダスキンモップの生産を一手に担っている「ダスキンモップのふるさと」ダスキン和倉工場(石川県七尾市)。ここでは、従業員がミシンを使い丹精を込めて縫製しています。縫製する際に欠かせない縫い針は、折れたり曲がったりして、年間約2000本が使えなくなりますが、そのまま廃棄にせずに、工場の敷地内に設置した祭壇と「御針塚」(お墓)で供養しています。

ダスキン和倉工場の「御針塚」

ダスキン和倉工場の「御針塚」

針への感謝を示す「針供養」は昔からあり「今まで頑張って仕事をしてくれたことに対して感謝を示すことで、道具一つひとつを大切にすることや針仕事の上達を願う」といった意味が込められているそう。お寺などで供養を営むことが一般的ですが、年に一度自分たちで供養しているのも、感謝の心を忘れないダスキンならではです。

もっと知りたい!裏話
和倉工場の従業員のみなさま

和倉工場がある石川県・能登地域には、母がよく働くのでとと(父)が楽であるという意味の「能登のとと楽」という言葉があります。実は、和倉工場の従業員も女性比率85%!操業開始した1967年(昭和42年)当時から女性が活躍する職場でした。よく働く頑張り屋さんの女性たちに支えられ、ダスキンモップは製造されています。
令和6年能登半島地震では建物の倒壊など大きな被害がありましたが、従業員が復旧に向けて力を合わせ、震災の翌月には、再稼働させることができました。「御針塚」も倒壊してしまいましたが、「想い」は変わることなく早い再建を目指しています!