む 無駄にせずフードバンクの活用を

解説
余ってしまった食べ物は、捨てずにフードバンクや食堂などに提供してみて。食品ロスを削減し、誰かを笑顔にできるかも!

無駄にせずフードバンクの活用を

家の片づけをしていると「戸棚の奥から同じような食品を発見・・・!」皆さんはこんな経験ありませんか?編集担当Tは多々あります。
このコラムでは、ダスキン訪販グループの一部地域で行われている「食品寄贈活動」について紹介します。

■沖縄での食品寄贈活動

沖縄のダスキン美里支店では、2014年から“子どもフードバンクサポート活動”に参加しています。当時、沖縄市社会福祉協議会と地域見守り協定を締結したダスキン美里支店。その会合で、子どもフードバンク代表者の講演を聴き、「自分たちも何かお役に立てれば!」という想いで当時支店長だった野原さんと従業員が食品寄贈活動をスタートしました。ダスキン美里支店以外の従業員や地域本部も賛同し、2016年には沖縄エリア全体に活動の輪が広がりました。

ダスキン沖縄 運営室長 野原 智博さんのコメント
原 智博さん

ダスキンの経営理念である“祈りの経営”が実践できているか?を、従業員と考え、経営理念の一節にある“物も心も豊かになる”取り組みとして、ドクターヘリの支援からスタートし、地域見守り活動、子どもフードバンクサポート活動を継続してきました。社会貢献活動の一環として自分たちが携われていることは、心の充実感やモチベーションに繋がっています。「ゆいまーる(助けあい)」を大切に、無理をせず、今では当たり前になっているこの活動を、これからも継続できるように取り組んでいきたいです。

ダスキン沖縄 代表取締役 金山 健彦さんのコメント
金山 健彦さん

会社や各地域が目的をもって、大小関係なく小さなことでも継続していくことが大事です。また、各支店からエリアへと、周りを巻き込みながら広げていくことも重要です。これからも地域に根差した活動を継続し、社会貢献していくことが使命だと思っています。

ダスキン九州地域本部 沖縄エリアマネジャー(当時) 谷合 斉さんのコメント
谷合 斉さん

沖縄では多くの企業がフードバンク活動に賛同し、実際に活動されています。支援団体の方からお話を聴く機会があれば、活動への理解がさらに深まり、より納得して参加できると思います。無理をせず、助け合う気持ちで協力し継続することに意味があると感じています。

<食品寄贈活動の詳細>

活動は主に、子どもたちが給食を食べられなくなる春・夏・冬休み前から始まります。ダスキン沖縄エリアの各支店や工場の従業員が、家にあるお米や缶詰、お菓子、お歳暮でいただいた食品の一部などから、賞味期限が一カ月以上残っている安全な食品を持ち寄ります。
集まった食品は、沖縄市社会福祉協議会、西原町社会福祉協議会、豊見城市社会福祉協議会を通じてフードバンクに寄贈します。(お届けする前に賞味期限の確認はもちろん「今必要であるか、そうでないか」など、社会福祉協議会へ状況確認を行います)

左から 沖縄市社会福祉協議会ご担当者様(2名)、ダスキン沖縄 金山 健彦さん、ダスキン美里支店 伊佐 一樹さん、ダスキン九州地域本部(当時)谷合 斉さん
寄贈した食品の一部

また、ダスキン美里支店では、2020年に寄付型自動販売機を設置し、売上利益分をフードバンクに寄付する取り組みも実施しています。沖縄エリア全体では、NPO法人メッシュ・サポートへの支援、個人では地域のボランティア活動へ定期的に参加するなど、社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。

■東京での食品寄贈活動

ダスキン東京オフィスでは、2023年から食品寄贈活動を開始しました。沖縄での活動と同様に、地域のお役立ち活動を通じて社会課題解決に貢献することを目的としています。

ダスキン東京地域本部 横山 哲也さんのコメント
横山 哲也さん

多くの従業員から賛同を得て予想以上に食品が集まったことで、徐々に活動への理解が深まっていきました。東京オフィス所属外の従業員からも「自分たちの支店でも実施できないか?」と、嬉しい声があり、この活動を通じて社会課題解決に対する意識が一人ひとりに芽生えたことが大きな一歩であると感じています。
新宿区社会福祉協議会に食品をお届けする際は、提供してくれた従業員の想いも一緒に届ける気持ちで行っています。今後も継続して実施し、ダスキンの各地域での活動に広げていきたいです。

新宿区社会福祉協議会に寄贈した食品
新宿区社会福祉協議会に寄贈した食品

編集担当Tも、まずは身近で行われている食品寄贈活動に参加し、家に眠っている食品を必要としている方に提供し支援の輪が広がる一助になりたいと思いました。

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