想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

学校現場での取り組み例

6年生3学期(22時間+実践)の取り組み実例

  • 取り組みのねらい
  • 取り組みポイント

■取り組みの概要

対象学年:
6年生(109名)
実施期間:
3学期 (2007年1~3月)
実施内容:
卒業までの総合的な学習の時間を利用し、22時間の授業を実施。
掃除教育カリキュラムをアレンジして掃除の知識を習得し(10時間)、毎日の掃除時間で実践。その結果を元に授業(12時間)で掃除計画を立てて、6年間お世話になった学校にお礼掃除として実践した。

■授業のねらい

■取り組みのポイント

■授業構成

授業構成

■児童のアンケート結果

取り組み前のアンケート結果では、「掃除は好きですか?」の問いに対して、「好き」と答えた児童が6%でしたが、取り組み後は「好き」が28%と大幅に増加しています。また、「掃除時間に担当の場所で掃除していますか?」の問いでは、「まじめにしている」と答えた児童が19%から44%に増加しています。これは授業と掃除時間の連携によって、児童の掃除に対する意識に大きな変化があったといえます。

アンケート結果グラフ

■先生の感想

これまでも6年生が学校の掃除をして卒業するのは、毎年の恒例行事としてあった。ただ、大掃除の延長として何気なく実施していたため、もっと児童が学校のために何かしたいという気持ちを持って、活動に取り組んでほしいと思っていた。
ダスキン掃除教育カリキュラムを実施することで、「子どもたちが普段気づかない汚れに気づくようになり、きれいにするという経験をすることで普段の掃除も変わるのでは?」という期待を持って取り入れた。
6年生の3学期という時期が卒業前ということもあり、意欲が高まりやすかった。授業と掃除時間を連携させて進めたが、「知識や理解をした上で行動する」のと「知らないまま行動する」のでは、成果が全然違うと感じた。カリキュラムを使った知識学習の部分がないと、意識、道具、方法の面で、効率・段取りよく掃除をするのは難しかったと思う。
今回は、児童に掃除に関して研究しているという感覚を持たせることができ、学校内でも、普段関わらない人が関わってくれたことで、より意欲が高まった。掃除教育はすぐ生活に生かすことができ、総合的な学習の時間のトピックとしてとても適しており有意義だと感じた。

授業風景

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