想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

マテリアリティ(事業を通じて積極的に取り組む課題)

ダスキンは、SDGsをはじめとするさまざまな社会課題を当社グループのバリューチェーン及びビジネスモデルに照らして評価するとともに、社会の変化に応じて見直しを行っています。

ダスキンを取り巻く環境が大きく変化するなかにおいても、事業活動を通して経済・社会・環境の課題解決に向けたCSV(共通価値の創造)を推進し、3つの価値(経済価値、社会価値、環境価値)を相互に実現するガバナンスを強化することで企業価値の向上を目指しています。そのため、これまでCSRの要素が強かったマテリアリティを見直し、CSVの価値創出を目指すマテリアリティに進化させるとともに、SDGsへの貢献も踏まえて、創出価値ごとにサステナビリティ委員会及び取締役会の審議を経て、2021年6月にマテリアリティを決定しました。

CSVの取り組みとKPI

経営上の重要課題

マテリアリティ 主な取り組み CSV KPI(2024年度末目標)
衛生領域商品・サービスの拡大
  • ・除菌、抗菌、抗ウイルス商品・サービスラインナップの拡充
経済価値
  • ・衛生売上構成比率 55%
ケアサービス事業・シニアケア事業の拡充・加盟促進
  • ・都市型パッケージ直営店出店
  • ・加盟店オルガナイズ促進
  • ・ケアサービス事業 新規出店数367拠点
  • ・シニアケア事業 新規出店数71拠点
新たな生活様式に対応した店づくりとオペレーションの確立
  • ・デリバリーサービスの導入促進
  • ・デリバリーサービス提供 635店舗
地域との共存共栄
  • ・子どもたちに掃除の大切さを伝える出前授業の実施
  • ・自治体と協働し、感染症対策・衛生管理、子ども・福祉、地産品普及などを促進
社会価値
  • ・出前授業500回/年間、教員セミナー25会場/年間
  • ・自治体との継続した取り組み
安全・安心で持続可能な商品・サービスの提供
  • ・品質保証体制の確実な運用
  • ・製造委託先食品工場の定期監査実施率 100%
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
  • ・女性活躍推進法に基づく第3次行動計画策定
  • ・障がい者雇用の促進
  • ・女性管理職比率 13%以上
  • ・女性活躍に関する認定制度「えるぼし」取得
  • ・障がい者雇用率 3%以上
社員の成長とキャリア実現支援
  • ・集合研修やeラーニングの目的明確化及び連動性のある教育・研修体系の整備・充実
  • ・一人当たり年間研修時間20時間以上かつ研修未受講者の人をなくす
  • ・意識調査「キャリア充実感」全年代80%以上
働き方改革と健康経営の推進
  • ・多様な働き方の推奨、年間労働時間の適正化
  • ・グループ全体で「健康経営優良法人」認定取得
  • ・一人当たり年間労働時間 1,800時間以下
  • ・健康経営優良法人認定取得27法人
循環型社会づくりへの貢献
  • ・繰り返し使う「モップ・マット」の再商品化率の維持(生産)
  • ・食品廃棄ロス抑制と発生した食品廃棄物のリサイクル
  • ・プラスチックの3R+Renewable(再生可能資源への代替)推進
環境価値
  • ・モップ・マットの再商品化率97%維持
  • ・食品廃棄物リサイクル率60%
2030年目標
  • ・食品ロス量半減(2000年度比)
  • ・容器包装プラスチックリサイクル率60%
  • ・化石資源由来ワンウェイプラスチック25%排出抑制(2020年度比)
気候変動への対応
  • ・低排出ガス認定自動車導入促進
  • ・CO2削減目標に加え、再生可能エネルギーの利用拡大
  • ・気候変動リスクと機会の特定、財務インパクトの開示
  • ・低排出ガス認定自動車 新車登録3,760台
2030年目標
  • ・ダスキングループ拠点のCO2排出量46%減(2013年度比)
  • ・再生可能エネルギー利用率50%

経営システム上の重要課題

マテリアリティ 主な取り組み CSV KPI(2024年度末目標)
ガバナンス実効性の更なる向上
  • ・取締役会の機能強化
  • ・適正な財務資本政策の実施
  • ・ステークホルダーエンゲージメントの推進
ガバナンス
  • ・改訂コーポレートガバナンス・コードへの対応
  • ・株主総利回り(TSR)の向上(比較指標:配当込みTOPIX)
  • ・GPIF採用すべてのESG指数銘柄に選定
  • ・コンプライアンス推進とリスクマネジメント
  • ・個人情報保護マネジメントシステムの構築と運用
  • ・大規模災害対策(本部・加盟店向けBCP)マニュアルの継続的改善