想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

研究・発表

フォーラムレポート(2005年)

株式会社ダスキン 暮らしの快適化生活研究所では、2000年度より学校掃除の現状調査や掃除をテーマにした学校での授業のサポートを行い、2004年には教職員のみなさまにご参加いただき「学校の掃除教育研究会」を発足いたしました。この取り組みは先生方に対して、「学校の掃除を“子供の掃除教育”という視点から考えてみませんか?」という、同研究所からの働きかけがきっかけで実現したものです。

研究テーマは
・「掃除教育」のカリキュラムを教科や総合的な学習のなかでどのように実践するか
・学校の掃除をより効果的に実践していくためのノウハウづくり
・掃除教育の取り組みが他の生活態度に及ぼす影響とは何か

2004年11月から行った5回の研究会の成果発表の場として2月5日「子どもたちの掃除を考えるフォーラム」を開催いたしました。

「子どもたちの掃除を考えるフォーラム」

■日時:
2005年2月5日(土)13:00~15:30
■場所:
大阪産業創造館 4F
■プログラム:
時間 内容
13:00 あいさつ 株式会社ダスキン
暮らしの快適化生活研究所
所長 楢原 佳世子
13:05 第1部
基調講演
「トイレ掃除に積極的な子どもたちを育てるには」
基調講演講師
アントイレプランナー
白倉 正子氏
13:55 休憩
14:10 第2部
研究発表
分科会:掃除時間の効果的なすすめ方
「プロの目からみた学校の掃除方法」
暮らしの快適化生活研究所
 研究員 守屋 圭依子
14:25 「毎日15分間の掃除時間活用のすすめ」
学校の掃除教育研究会
 研究会メンバー 手島 知子氏
14:45 分科会:総合的な学習の時間を活用した試み
「掃除教育カリキュラムのご紹介」
暮らしの快適化生活研究所
 研究員 森岡 たかこ
15:00 「掃除教育カリキュラムを活用した総合的な学習への応用」
学校の掃除教育研究会
 研究会メンバー 鈴木 暁子氏
15:20 質疑応答
15:30 終了
■当日参加人数:
総参加人数80名
・教育関係者 55名
・企業/その他 25名

■アンケート結果

≪講演内容について≫(n数=59)

■「基調講演」評価

第一部 基調講演
  • ■「プロの目から見た掃除方法」評価
    「プロの目から見た掃除方法」評価
  • ■「毎日15分間の掃除時間指導法」評価
    「毎日15分間の掃除時間指導法」評価
  • ■「掃除教育カリキュラム紹介」評価
    「掃除教育カリキュラム紹介」評価
  • ■「総合的な学習への応用」評価
    「総合的な学習への応用」評価

≪掃除教育に関する催しや勉強会への参加意志について≫
(n数=42 ※有効回答のうち教育関係者のみでカウント)

■掃除教育に関する催し等の参加意向

掃除教育に関する催し等の参加意向

≪先生方の感想≫

校種 ご意見・ご要望
小学校 食に比べると軽視されがちな住ですが、美しくすることが体にも心にも与える影響を考えると、真剣に取り組んでいかなくてはいけないと思います。自分の足元からスタートです!
小学校 現場(学校)では掃除というものはあまり力を注いでいない。というよりも教師自身の掃除に対する知識が少ないので指導できないというのが多いと思います。そのような中でダスキンさんがこのような勉強会をしていただくととても参考になります。
中学校 たかが掃除と今まで思っていましたが、掃除の仕方の具体的な説明などを生徒たちにすることが少なかった。または的確に行なえていなかったのではないかと気づかされました。本日知りえた色々な知識を学校に持ち帰り他の職員の方にも伝達し、今までの清掃活動のあり方を見直して行きたいと思います。
その他 楽しいフォーラムを聴講させていただき、ありがとうございました。わたしも2児の母ですが子供が掃除のたいせつさを理解し意欲を持たせることは大切であると共感しました。子供が通っていました保育園では廊下の雑巾がけ、下駄箱の掃除他、子供たちが率先して掃除をしていた姿が思い出されます。これからももっともっと掃除教育の活動を広げて行っていただければと思います。

今後も先生方をはじめ、教育関係の方々のご支援をいただきながら、さらなる研究・検証を重ねて活動の環をより一層広げてゆきたいと考えております。

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