想いをつなごう。その人の、その先へ。ダスキン60周年記念

人権・人材ポリシー

基本的な考え方

ダスキンでは、社員がいきいきとやりがいを持って働き、企業として活性化していくため、女性、外国人、中途採用者に限らず、スキルや意欲の高い人材を積極的に登用するとともに、能力や経験を十分に発揮できる環境づくりを推進しています。

これらを実現するために、行動指針である「ダスキン行動基準」において考え方を定めています。

●ダスキン行動基準-6 ダスキンと私たち

1.人権の尊重
私たちは、仕事を通じて、一人ひとりがその個性や能力を伸ばすことができるよう、お互いに配慮します。私たちは、日本国憲法や労働基準法などで定められている働きさんの基本的人権を守るとともに、風通しの良い職場作りに努め、一人ひとりの意見が仕事に十分に反映されるよう努めます。
2.公正な評価と処遇
私たちは、働きさんとしての多様な考え方や価値観を認められ、職場においては公正に評価され処遇されます。性別・年齢・国籍・人権・信条・宗教・身体上のハンディキャップなどにより、評価や処遇において差別されることはありません。
9.職場環境の維持
私たちは、職場での事故を未然に防ぐためのマニュアルを作成し、働きさんが十分に能力を発揮できるように、安全で衛生的な職場環境の維持、向上に努めます。
11.ハラスメントの排除
私たちは、職場での自分の行動が、性的嫌がらせ(セクシャルハラスメント)や優越的な立場の濫用による職場での嫌がらせ(パワーハラスメント)などにならないよう細心の注意を払います。

働きさん

世間一般の企業でいう社員・従業員のことを祈りの経営ダスキンでは「働きさん」といいます。これは働くことではた(傍)の人をらく(楽)にするという、自分の都合を省みずに他人のために一生懸命働くと、その人に喜ばれ感謝されることでやりがいや生きがいにつながるという思いが込められています。

人権尊重に関する基本方針

共通の価値観を示すダスキン行動基準では、サプライチェーン全体での「人権の尊重」を掲げています。これは、「あらゆる企業活動の中で、『人権尊重』の精神を根底に据えて活動する」という企業の姿勢を明示したものです。こうした人権尊重の取り組みを推進し、ダスキン行動基準を補完する人権方針を定めます。

1.国際規範の支持
私たちは、「国際人権章典(世界人権宣言、国際人権規約)」、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」をはじめとする人権に関する国際規範を支持、尊重します。また、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて事業活動を行うとともに、事業を展開する各国・地域の関連法令を遵守します。
2.労働基本権の尊重
私たちは、結社の自由および労働者の団結権、団体交渉の権利など、労働基本権を尊重します。
3.強制労働・児童労働の防止
私たちは、サプライチェーン上での強制労働や児童労働を一切認めません。
4.差別の排除
私たちは、人種や国籍、外見的要素、言語、性別、年齢、性的指向、宗教、政治的思想、障がい、既往歴、地位などを理由とする差別をなくします。
5.働きがいのある職場環境
私たちは、最低賃金の順守や長時間労働の削減、ハラスメントの撲滅とともに社員の安全と身体的および精神的健康に配慮し、働きがいのある職場環境づくりに努めます。
6.人権教育・啓発の取り組み
私たちは、人権に関する正しい理解と認識を深めるために啓発活動に努め、企業文化に統合する取り組みを推進します。
7.人権デュー・ディリジェンスの実施
事業活動を通じて生ずる人権への負の影響を特定し、予防し、軽減・回避する一連の手続きを実施していきます。

人権に関する実績 2022年度

  2022年度
人権侵害 0件 深刻な人権侵害の事例はありません。
人権問題に関する相談 機密性・匿名性を保証する内部通報窓口「ホットライン」利用件数22件

社員意識調査(エンゲージメント調査)

ダスキンでは、社員は新しい価値を創造し続ける大切な財産「人財」と捉えています。そのため、働きがいのある働きやすい職場づくり、より良い会社を目指して定期的に社員意識調査を実施しています。様々な角度から社員の意識、職場の風土や活性度を分析し、エンゲージメント向上のための施策の立案と実践を進めています。

調査概要
  • 回答対象:ダスキンの正社員
  • 回答方法:記名式
  • 回答者数(回答率):1,621人(97.8%)
  • 回答テーマ:9テーマについて調査
    「満足感、生産性、諸制度、評価観、賃金観、キャリア観、異動・配置、勤務地、テレワーク」

調査では、仕事に対する満足度は高いものの、人事制度や働く環境、職場の生産性に対する課題が浮き彫りになりました。その結果を人事制度の刷新(2022年4月改定)に活かしています。

■人事制度刷新のポイント

すべての社員が自分の個性を活かし、働きがいを持ち、活躍できる環境へ

  • ①評価方法の見直しと、年齢・等級にとらわれない適所適材の「ジョブ型管理職登用」をスタート
  • ②「専門職」を新設
  • ③定年及び再雇用制度を改定
  • ④復職(再雇用)制度の継続実施
  • ⑤「希望する部門・職種・地域」の申告希望調査を異動に活用
  • ⑥転勤者の手当を厚遇に