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学生時代は応用化学科で有機半導体分野の材料分子の合成について研究を行う。就職活動では化学系メーカーにこだわらず幅広く企業を探していたところ、開発研究だけでなく商品の設計、量産化、発売後のフォローまでを担当できるダスキンの理系職に魅力を感じて入社を決意。入社1、2年目はモップ商品の評価試験や研究に従事し、3年目から現在まではマット商品の開発研究を担当している。
性能だけでなくリサイクル性にも
配慮した新しい商品を開発し、
世の中や会社に貢献したい
マット商品の開発研究チームでは既存商品の改良や新規商品の開発を任されています。研究の仕事では一人ひとりが異なる研究テーマを持っており、私はマット商品の新たな用途開発や耐久性向上、リサイクル性の向上などといったテーマに取り組んでいます。実現のための素材選択や技術導入、評価試験の方法論の選定などは個人に裁量権を大きく与えられているのが、ダスキンらしいところです。難易度の高いテーマに四苦八苦することもありますが、自由度の高い社内環境のおかげで常にポジティブに開発研究に取り組めています。また、研究所にこもってばかりではなく、商品のヒントを得るためにお客様先へ直接ヒアリングに行ったり、新技術を求めて海外展示会に参加したり、メーカーの研究所視察に赴いたりもします。能動的に考え、動ける人であれば、常に新しい知識を得て自分の研究テーマを追求していける実感も持てると思います。
開発研究の仕事で求められるのは、正しい結果・データを出すために均一な試験を行うこと。そのためには試料=サンプルを整え、試験片を揃えることが重要で、私たち研究者はその作業にかなりの時間を割いています。以前、私が出張に行った際の話ですが、同時のタイミングでとある試料が届き、緊急の評価をしてほしいとの依頼がありました。とはいえ、私は出先でそのための事前準備も全くできない状態。そんな状況をチームのメンバーが察して、私の居ない間に試料を整えておいてくれていて、出張から戻った私はスムーズに評価試験に取り掛かることができました。仲間のことを考えて自然な形でサポートしてくれる、そんなみんなに心から感謝したのと同時に、円滑に業務を進めるためにチーム内でのコミュニケーションが欠かせないことを改めて実感したエピソードでした。
現在の目標は、開発を進めている新規商品を完成させることです。これは私にとっては初めてのアイデア出しから取り組む案件で、今後数年かけて形にしていくという長期にわたる開発です。今は設計段階で0を1にする苦労を味わいながらも、将来、お客様が使われるシーンをイメージしながら日々頑張っています。
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