60年の歴史のとっておきエピソードを公開!
独特なネーミング!その心は...
第4回
『タカラ品』
ダスキンでは会議名や行事、呼び方など、他とはちょっと違う独特なネーミングのものが多くあります。
クスッと笑えるものや、時代を感じるセンスのものなど…
ダスキンならではの思いを込めたネーミングについて、少しのぞいてみてください。
ダスキンのレンタルマット・モップは、回収の後に工場できれいに洗浄し、またお客様にお届けされます。繰り返し使ううちにシミ汚れや変色、破れなどができた商品は、通常どおりに洗浄やメンテナンスをしたとしても、品質基準をクリアできなくなることもあります。ダスキンではこれらの商品を「眠っているが貴重で価値あるもの」として『タカラ品』と呼び、独自の再生技術で二次活用商品やセメント工場の部材として最後まで大切に使い切っています。
ダスキン和倉工場(石川県七尾市)
以前は、レンタル品として寿命を迎えた製品を「和倉品」と呼んでいました。これは1970年代、石川県のダスキン和倉工場に集められた廃棄布が山積みとなっていたことから、そう呼ばれていました。
その後、「ゴクロー品」という呼び方も検討されましたが、「まだまだ使えるお宝である」という想いから『タカラ品』という名称が採用されました。
洗浄されたレンタル商品は、1枚ずつ品質検査し、お客様へお渡しできないと判断されると、一旦『タカラ品』となります。二次活用できる商品は色を変え、工場などで使用する産業用のウエスや業務用のモップなどに転用します。二次活用が難しいと判断された商品や、二次活用の後に使用できなくなったマットやモップは、セメント工場の燃料として利用。さらに残った灰をセメント原料にすることで再資源化しています。
※工場では、二次活用に転用できる商品を「転用タカラ」、セメント工場にお渡しする商品を「実(じつ)タカラ」と呼び分けて管理しています。
ダスキンでは、まだお客様先で1度もレンタルされたことのない新品のモップを「NEW製品」と呼んでいます。「NEW」と文字で見ると新品のことだと分かるのですが、はじめて現場でお仕事される方が音で聞くと「乳製品」と勘違いすることも!「牛乳と関係あるんですか?」という質問する従業員さんもいます。