商品情報へのリンクです。
サポートメニューです。
お問い合わせ
サイトマップ
サイト内検索です。

第三者意見

株式会社日本総合研究所 理事 足達 英一郎 氏
株式会社日本総合研究所
理事 足達 英一郎 氏
経歴
1986年一橋大学経済学部卒業後、1990年株式会社日本総合研究所入社。経営戦略研究部、技術研究部を経て、現在、ESGリサーチセンター長。主に企業の社会的責任の観点からの産業調査、企業評価を手がける。

昨年度に引き続き、ダスキン統合レポートを拝読しました。本号は経営戦略や財務情報に加え、CSR活動などの非財務情報を一体的かつ簡素に報告する統合レポートを志向されていることを理解しました。以下に第三者意見を提出いたします。

前回の第三者意見において、ビジネスモデルの特徴であるフランチャイズ方式について、全体像と強みを、より詳細に開示いただくことをお願いしました。本号においては、37ページなど複数の個所で、詳細な記述を行っていただいたことに感謝いたします。今後は、さらにフランチャイジーの所在、企業属性、人材教育などの実態に関する開示を強化いただくとともに、フランチャイジーの皆さんの生の声を掲載いただきたいと思います。

「安全・安心・品質」など4つの重点テーマの設定には、説得力がありました。とりわけ「人材」がダスキンの次の成長の鍵を握っていることが本号全体を通じてよく分かりました。例えば、29〜30ページのSWOT分析で、「人件費の高騰による店舗収益力の低下」などの要因を率直に挙げておられることに注目しました。こうした状況下であるからこそ、「家事支援外国人受入事業」に、他社に先駆けて、いちはやく参入された経緯もよく分かりました。

一方、こうして考えてくると、59ページ以降の7ページにわたる「人材」に関する情報開示で、人材の確保、定着、能力向上の状況が十分にステークホルダーに伝えられているかは検証してみる余地があるでしょう。ダスキンのマテリアリティとして「人材確保・育成」を捉えるのであれば、ダスキンの正社員以外にもバウンダリーを拡げて現状把握を行うことも一考でしょうし、より具体的に課題に対する対応策とその成果を紹介していただきたいと感じました。

クリーン・ケアグループにしても、フードグループにしても、お客様との距離が近いこと、ニーズに密着していることが事業の特徴だと考えます。だからこそ、ダスキンの事業に関係するスタッフの皆さんが、どんな想いでダスキンに集い、経済的価値ばかりでなく社会的価値創出の実感を日々有しておられるのか、それを伝えることがダスキンにおける統合レポートの理想像なのだと感じます。

構造改革への挑戦、海外展開の拡大などに注力されている姿を理解することもできました。2016年度には「健康経営優良法人(ホワイト500)」に認定されるなどの嬉しいニュースもありました。今後も、なお一層「信頼される誠実な企業」を目指していただきたいと思います。

第三者意見をいただいて

ダスキングループの活動報告について、貴重なご意見をいただき誠にありがとうございます。ダスキン統合レポート2017では、当社のビジネスモデルや事業の特徴について、わかりやすくお伝えするよう心がけました。とくに、内容を充実させたフランチャイズにおける当社の姿勢や取り組みについて評価をいただいたことを励みにして、今後もフランチャイズ全体で、さらなる活動の深化を図ってまいります。

また、「人材」については、いただいたご意見を踏まえ、ステークホルダーの期待をより理解したうえで、具体的な取り組みや指標の充実に、今後も努めたいと考えています。

これからも、ステークホルダーの皆様の期待と信頼に応えるべく継続して改善を図り、さらなる企業価値の向上と持続可能な社会の実現に向けてCSR活動を実践してまいります。

取締役
CSR委員会 委員長
住本 和司