かつて食器洗いは、つけ置き洗い(洗剤を溶かした水に食器をつけて洗う)が一般的でしたが、1980年代の開発当時はスポンジに洗剤をつけて食器を洗う現在のスタイルが一般的になってきた頃。洗い方の変化により、スポンジに“泡立ち”のよさが求められるようになっていました。さらに水まわりで使用するので、カビの発生やスポンジの劣化を抑えるためにも、水切れがよく乾きやすいことも重要なポイントに。口に入るものを乗せる食器や調理器具を洗うものなので、衛生面の機能には特に注意をはらいました。

使ってよかったものは人に紹介したくなるもの。台所用スポンジの人気は、まさに口コミがきっかけでした。丈夫で長持ちするのでコスパが良い！と、評判が評判を呼び、また、ちょっとしたプレゼントやご挨拶の品に使っていただくなど、SNSがない時代に約20年で累計約1億個以上も出荷する人気商品に。ダスキンはお客様宅へお伺いして商品をお渡しする訪問販売スタイルが基本ですが、わざわざお店へお越しいただき、台所用スポンジを購入してくださるお客様もいらっしゃいます。